2022年4月に改正民法が施行されて、成人の年齢が18歳に引き下げられます。22年4月1日の時点で18歳以上20歳未満の人はこの日に成人になります。みなさんは成人式の準備をどうしていますか? 写真館に行って振り袖を予約した経験と、改めて18歳成人について考えたことを伝えます。(高校生記者・めておーら=2年)

成人の記念に写真を撮りたい「高校時代に振り袖予約する人も」

私は現時点では成人式に出るつもりはありません。それは、中学の同級生に会いたくないからです。しかしすでに成人した姉や母の助言もあり、「写真だけは撮ろう」と決意しました。

実際に振り袖を試着しました

写真撮影は20歳になったらしますが、「早いうちから振り袖の下見と予約に行った方がいい」と母からの声掛けで写真館に行きました。「まだ早すぎるのでは?」と思い店員さんに尋ねたところ、「早い人では高校1年生のお客さまがいらっしゃいましたよ」とのこと。

早い人は高校生のうちにレンタル料を払って振り袖をキープしているそうです。早い者勝ちなので、店員さんは「早めに決めた方がいい」と言っていました。

自分に合う振り袖が見つかった

早速振り袖選びに取り掛かりました。店員さんの中にその人に合う「カラー診断」ができる人がいて、似合う振り袖の色を選んでもらいました。目、髪、肌の色でわかるそうで、「冷たいクールイメージ」や「あたたかいホットイメージ」の色で分けられるそうです。

閉店時間が近く他のお客さんがあまりいなかったので、メイクまでしていただき……。いい経験でした。店員さんの話によると、私の住む地域では18歳では成人式などはせず、「成人の集い」が20歳のときに行われる予定だそうです。

あらためて「成人」について考える機会になった

振り袖の試着をきっかけに、「18歳成人」について調べてみました。

政府広報オンラインによると、世界的にも成人年齢を18歳とするのが主流になっています。成年に達すると「親の同意がなく携帯電話の契約、一人暮らしの部屋を借りることができる」「公認会計士や司法書士、行政書士などの資格を取得できる」ようになるそうです。私は親の同意がなくても一人暮らしの部屋を借りられるというところに良さを感じました。

部屋を一人で契約することができる(写真はイメージ)

大学から一人暮らしを始めるという人が多いと思いますが、わざわざ親に同行してもらって部屋を契約するよりも、自分の好きなように選べるのがうれしい。

全てにおいて言えますが、18歳になって責任も自分で負わなければなりません。ローンの組み方や契約の仕方などを、授業で教えてくれたらいいのにと思いました。