パワハラにモラハラなど、「ハラスメント(いやがらせ)」に関する言葉を、よく耳にするようになったのではないでしょうか。なかでもセクハラ(セクシュアルハラスメント)について、中高生のみなさんは「自分には無関係」だと思っていませんか? 同級生の男子のセクハラ発言について経験を共有します。(高校生記者・クリストファー=3年)

クラスメートに「胸が小さい」と言われ

中学生や高校生になると性的な話に興味を持ち、周りの人と話す機会が増えた人も多いのではないでしょうか。

性的な話に不快感も……

学校で耳にしたり、仲のいい友達とそのような話題になったりすることもあると思います。そんな中で私は何度か不快に感じることがありました。

例えば、クラスメートの男の子に「胸が小さい」と言われたことです。最初は特に気にしてはいませんでした。ですが、日に日にエスカレートしていき、体操服を着ているときに胸元を見ながら言われたのは、とても恥ずかしかったです。

それだけではなく、水泳の授業でも男の子たちが女の子のいる前で堂々と体形の話をしていることがすごく気持ち悪く思えました。当時の私は、先生やほかの人に言うのが恥ずかしく、自分の中に秘めていました。

感覚、まひしてない?

逆に男の子が女の子から被害にあったり、同性の言葉を不快に思ったりする人はいます。性的な話題が出たときに発言しなくなると、「ノリが悪い」と言われてしまうこともあります。

無意識に相手を傷つけていない?(写真はイメージ)

性的な言動、相手の意思に反していることがあれば、セクハラとみなされます。幼いころからの積み重ねで、感覚がまひし、将来、無意識にセクハラをしてしまう可能性もあります。

今、皆さんは友人同士で性的な話をするときに、相手のことを考えながら発言していますか? 周りの人を傷つけてしまったり、迷惑をかけたりしないように話せていますか?

少し立ち止まって、自分の言動を振り返ってみるといいかもしれません。