もうすぐ夏休み。学校がない長期休暇中は自分で勉強計画を立てなければいけません。ついついサボってあとから後悔……なんてことにならないように工夫していることは? 高校生記者たちに計画のコツを聞いてみました。

目次

1、時間の使い方を見直す

2、実現できる範囲で計画を立てること

3、生活のリズムは一定に

4、モチベーションを保つ

1、時間の使い方を見直す

まず時間の使い方を見直すとよいでしょう。普段から一つの作業にどのくらい時間がかかるか、長期休暇中に何をしないといけないか、スキマ時間を上手に使えないかなどを把握しておけば、ダラダラ過ごすのを防げそうです。

まずかかる時間を把握

私は計画を立てる前に、一つ一つのタスク(作業)にかかる時間を計って把握するようにしています。

例えば、あるドリルが宿題に出たら、1章やるのに何分かかるか、など。これを知っていると、現実的なプランが立てやすくなります。

実現が難しい理想の計画を立てるよりも、着実に進められるゆとりのある勉強計画を立てることが大切だと思います。(はるたま。=1年)

やるべきことを把握

長期休暇は、まずやらないといけないことを書き出して、タスク管理をします。やることを視覚的に把握することで量を理解することができると思います。その後、優先順位を決めてどのような順番で取り組むべきかを考えます。

私はキチキチにタイムスケジュールを組むのではなく、予定が崩れても追いつけるように作ることが多いです。周りの人にスケジュールを共有してしっかりと取り組むようにすることもおすすめです。(チュッパチャプス=3年)

すきま時間も活用する

私が実行している勉強計画の立て方は、先に決まっていることを予定に入れておくことです。

すると勉強に費やせる時間がわかります。そして、すきま時間があれば活用して、より効率的に学習することができます。

自分のペースで勉強することを目標にして、まずは、毎日継続することを意識して予定を立ててみてはどうでしょう。(Hina=1年)

2、実現できる範囲で計画を立てること

張り切って細かく完璧な計画を立てたものの、実際取りかかってみると大変すぎて計画倒れになってしまった……なんて経験、ありませんか? 本当に実行できる計画を組むためのコツや心がけとは。

つめ込みすぎないことが大事

細かく計画しすぎない

あまりキッチリと勉強計画を立てないように気をつけています。「今日はあの問題集を何ページやって、明日は単語を何ページ…」とキッチリ計画するのもいいですが、もしそれを守れない日があったときに、その後の予定全部が一気に崩れてしまいます。

なので、「今日は数学、明日は英語」というふうにざっくりと計画を立てるようにしています。その方が毎日勉強するハードルも低くなる気がしませんか?(しむしむ=2年)

あえて計画を立てない

私はあえて勉強計画を立てていません。計画通りにうまくいかないと落ち込んでしまうからです。一日の終わりに、「今日はこれくらい勉強したな」「明日はもう少し勉強できればいいな」と振り返ることで、毎日勉強量が少しずつ増えていきます。

長期休みの最初からガッツリ計画を立てないことで、途中でやる気がなくなってしまうことも防げます。今まで計画通りに勉強できずに悩んでいた人は、計画を立てない方法もぜひ試してみてください。(まーりん=3年)

3、生活のリズムは一定に

毎日学校に通っているときのように、決められた時間を勉強に充てる習慣をつけてしまえば「ついついダラダラと過ごしてしまった……」なんて失敗も回避できそうですね。

勉強に充てる時間帯を決める

生活習慣を崩さない

私は生活習慣のズレをあまり作らないように意識しています。具体的には起きる時間、勉強を始める時間を決めることです。

起きる時間は6:00~7:00の間。7:30から勉強して、8:00から朝ドラを見るために勉強をやめて、8:30から再開。そうすることで朝から3時間勉強でき、そのあと16:00までは自由に過ごしています。寝るのもよし、スマホ触るのもよし。16:00からはまた勉強に戻って夜までする。

寝る時間は、朝起きる時間を意識すると「もう寝なきゃ」という気持ちに駆られるので、決めなくてもいいと思います。(めておーら=2年)

4、モチベーションを保つ

自主学習の最大の壁は「やる気を保ち続けること」ではないでしょうか。モチベーションをキープするための「ご褒美」や「アプリなどのツール」を活用してみるのもおすすめです。

モチベーションを保つ工夫を

目標とご褒美でモチベアップ

私は夏休みの初めに目標を立てます。例えば「休み明けにある〇〇のテストで何点以上取る!」や、「問題集を〇回ずつ解く!」など、数値化できるものを推奨します。

なぜなら、質がよくても勉強は「量をこなす」ことが大切だと思っていて、そのモチベーションを保つにはゴールを具体化することが最適だと思うからです。

ちなみに、達成できたら、友達との予定やおいしいものを食べるなど、ご褒美を決めておくともっとやる気になりますよ!(マリーナ=3年)

友達と刺激し合う

Studyplusというアプリを使って、長期休みもペースを崩さないように勉強しています。勉強時間を記録するアプリですが、フォロー機能があって、友達や同世代の学生とつながりながら勉強できます。

このアプリを開くと、同じ目標を持った仲間が一生懸命勉強している記録がわかるので、「だらだらしてる場合じゃないな」と思わせてくれます。友達と正の相乗効果が出せるように頑張ることで、長期休みでも生活リズムを崩さず、勉強ができています。(manami=3年)