透明人間現る…!?

小野田葵さん(鳥取・倉吉総合産業高校3年)が手がけた作品で、セロハンテープで自分の姿を作っています。昨年行われた文化部の全国大会「全国高校総合文化祭2020こうち総文」の美術・工芸部門に出展されました。どのようにして制作したのかを聞きました。
ギターが好きな「私」を表現
―何をテーマに作りましたか?
作品のタイトルは「私」。テーマは「自分自身、趣味、好きなこと」です。
等身大にした理由は、自分自身を作りたかったから。特技とかあまりなくて、自分が好きなことって何だろうと考えたときにギターを思いついたので、自分に持たせるかたちにしました。
―こだわったり工夫したりしたポイントは?
顔の部分です。表情をどうやって出そうかかなり悩みました。
まず粘土で表情や形を作って、それをベースにしてセロハンテープで作っていきました。

自分が作りたいものを作る
―難しかった点は?
立体彫刻をセロハンテープで作るという考えは先生のアイデアです。最初はどのように作って、完成するのかが見えなくて苦労しました。実現することができて良かったです。
―制作途中で印象に残っているエピソードは?
最初は「まだ進めなくても大丈夫」と余裕でしたが、だんだん時間がなくなっていき、慌てたのを一番覚えています。作品の出品期限が近づくにつれて、部活に出る回数が増えていき、
土日も1日中学校で作業していました。作業は大変でしたが、友達と一緒にお昼を食べて過ごした時間は楽しかったです。
―よい作品を作るためのコツを教えてください。
自分がしたいこと、作りたいものを作ることです。