日本女子大学は5月20日、2023年4月に「国際文化学部」(仮称)を新設する構想を明らかにした。教室外の体験による実践的な学びを通じて、「多文化共生」の視点をもつ人材を育てることを目指す。

国際文化学部は5つ目の学部となり、目白キャンパス(東京)に設置する。国際文化学科1学科を置き、国際文化・地域文化・芸術文化の3領域を学ぶ。入学定員は121人の予定だ。

国際文化学部(仮称)の概要(日本女子大学の発表資料より)

「脱教室」「脱キャンパス型」の学びの実現を目指し、1年次の海外短期研修を必修にする。「越境体験による実践プログラム」を2・3年次の必修として、国内外の地域の文化や、伝統芸術からポップカルチャーまでの芸術文化への理解を深める。学んだ内容をデジタルデバイスで発信することを通じて、英語力やITの技術も身に付ける。

篠原聡子学長は新学部について「人文科学系では珍しい実践プログラムによる学修により、 世界や日常に存在する見えない境界線を感じ、 新たな問いを立て解決策を導く総合的な『越境力』を育んでいきます」とコメントしている。

新学部の情報は日本女子大学のウェブサイトに掲載されている。