私は、性被害を受けました。ここにおける性被害の定義は、内閣府男女共同参画局の公式ホームページによる「望まない性的な行為」とします。性被害についてどう向き合い、何を考えたのか、伝えます。(古い黒板=3年 )

誰かに話すべき?葛藤した結果

「あれって性被害だったのかな」「誰かに話すべきなのかな」ってたくさん考え、たくさん調べました。

なんとなく人に話しました。人に話してからは、その件を重く捉えるようになりました。

トラウマで自分が自分じゃないように感じられた

その頃の私は、トラウマがあり、いらいらしていて、集中力もなくなっていて、自分が自分じゃないように感じられました。

過度の心配に腹が立ち

人に話したとき、私が責められたり、「今のあなたには自分で対処することができるとはとても思えないから、私がやってあげるよ」「絶対にこうするべきだよ、こうしなさい」って押し付けられたり、「弱っているのは、らしくない」って言われたりしました。

相手ばかりではなく、私にも非があることは分かっていたし、私の気持ちやその件に関する事実もみず、私を信じようともせず、過度に心配だけをする態度にはとても腹が立ってしまいました。

気持ちが整理されてなかった

私は改めて、この一連の出来事について、人に話しました。そのとき、私自身の気持ちなどが整理されていないことに気づきました。

そこで私は1人で考える時間を作り、ちゃんと向き合うことにしました。そうしたら、前向きな自分が戻ってきました。

私と同じような状況にいる人は、まず、周りに流されないで、自分の正しいと思う方法で解決していくべきだと思います。周りの人は決して責めることなく、押し付けることなく、当人に寄り添ってあげてほしいです。

周りの人は寄り添ってあげてほしい

次に、向き合うまでにどれだけ時間をかけてもいいから、自分の考えを整理する時間を一度作ってみるといいかもしれません。自分ができるときにやればいいと思うし、焦りも自責も禁物です。

最後に、私はずっと自分に対して希望を持ち続けていました。

「いつか必ず元気な自分が、この件を通してより一層強くなって戻ってくるんだ。今の私はそれを信じて毎日生きているだけでいいし、人間万事塞翁が馬だから大丈夫だ。自分が自分を信じてあげなきゃ」って思い続けていました。それが私を救ったのかもしれません。