勉強のやる気が出なくて困る…そんな経験は成績が良い人でもあるものです。地方の高校生の大学進学を応援する東京大学の学生団体「FairWind」に所属する木村優奈さん(文科三類2年、三重・暁高校出身)から高校生への、「モチベーション維持法」のアドバイスを紹介します。

勉強をする気が起きない時、ありますよね。

今回は、そんな時にどうすればいいのか、やる気が起きない状態を防ぐ方法はないのか、というお話をしていきます。

できる限り自分の受験生活を思い出しながら書くので、参考になれば嬉しいです。

まず、モチベーションを維持するために私が意識していたことは、次の3つです。

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①無理しない

②「見える」勉強をする

③やる気の出し方を知っておく

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では、順番に話していきましょう。

継続することが大事、無理はしないで

①無理しない

受験生活って長いですよね。それなのに、常にトップスピードで走ろうとすると後半でバテます。

たくさん問題を解けて、1番伸び代がある時期に勉強への意欲を失ってしまうのはもったいない!というわけで、無理なく継続して勉強することを第一に考えましょう。

具体的には、1日のノルマを達成したら、そのあとは自由時間にする、などです。

モチベーションが高い日に勉強しすぎると、後になって疲れやすいほか、

「昨日あれだけやったから今日はサボってもいいか」という気持ちになりやすいので、無理して勉強しすぎないことを意識しましょう。

また、やる気が起きない時は潔く休む、月に1回はリフレッシュデーを作る、といったことも有効です。

やる気が起きない時に無理やり勉強しても成果は出ないので、無理せず休む、ということはとても大切です!

「自分は前に進めている」成果を記録して自信に

②「見える」勉強をする

「いつまでこんな生活が続くんだろう……。「勉強の成果が出ている気がしない……」そんな風に思うことがあると思います。

自分の勉強の成果を見える状態にすることで、「自分はちゃんと前に進めているな」という自信を得られ、モチベーションを保ちやすくなります。

例えば、私は自分の勉強時間をストップウォッチで計り、ノートに記録していました。

今日の自分が昨日の自分よりもどれだけ頑張れたのかが分かりやすくなります。

また、定期的にノートを見直すことで、自分がどれだけ勉強をしてきたのかが分かり、自信になります。

他には、問題を解く時は、どれだけ解けるのかを点数化するようにしていました。

こうすることで、自分の得点の伸びが自信になりやすい、どこを強化すればいいのかが分かりやすい、といったメリットがあったのでおすすめです。

「1分だけ」「1問だけ」ちょっとやる気を出せば持続する

③やる気の出し方を知っておく

どうしてもやる気が出ない時は休めばいい。①ではそう書きましたが、どうしてもやらなきゃいけない時ってありますよね。

明日はテストだから対策しなきゃ、もう3日くらいサボっててそろそろ勉強しないとヤバい、などなど……。

そんな時に手っ取り早くやる気を出す方法を知っておくと便利です。

私がよくやっていたのは、「1分だけ勉強しよう」「1問だけ解いてみよう」という気持ちで机に向かう方法です。

そうすると、キリが悪いからもう1分やろう、もう2分やろう……と続けていくうちに、気づけば1時間勉強できている、ということがあります。

人間の行動には慣性の法則が働いていて、一度やる気を出せばその状態を継続できると言われているので、それを利用した方法です。

他にも、立って教科書を音読する、腹筋20回やってから机に向かう、など、さまざまな方法があると思うので、ぜひ色々試して、自分にあった方法を見つけてみてください!

以上が、私が受験生の時にやっていたモチベーション維持法です。よかったら試してみてくださいね!

皆さんが着実に前に進めるよう、応援しています!

【FairWind】東京大学の学生がつくる団体。地方と都会の教育格差の解消をめざして、東大生と地方の高校生との交流などの活動をしている。