高校受験で第一志望じゃない高校に入学した高校生の声を紹介します。予期せぬ不合格に立ち直れずにいたものの、入学後は楽しい高校生活が待っていました。
まさか不合格になるなんて、親友とも別々に…
私は準トップ校と言われるレベルの公立高校に落ちて、私立高校に通っています。
中学時代、模試での成績は良く、まさか不合格になるとは思っていなかったので、合格発表の日は本当に絶望した気分でずっと泣いていたのを覚えています。
そして何よりつらかったのは、合格した親友と別々の高校になってしまったことです。一緒に通学するのを楽しみにしていたのにかなわなくなってしまったこと、第一志望校に行けなかったこと、この2つが重なってなかなか立ち直れませんでした。
すぐに友達ができ行動範囲も広がって
しかしいざ入学してみると、想像とは全然違う世界がありました。春休みにオリエンテーションという1泊2日のイベントがあり、すぐに友達ができました。
通学途中の駅で待ち合わせて毎朝一緒に学校に行くことができ、友達と通学するという夢もかないました。
県内のさまざまな所から通っている人がいて、中学の時より行動範囲が大きく広がったので、学校帰りによく友達と遊んでいます(笑)
定期テストで上位に、友人の協力で成績UP
私は受験に失敗したことで自信が持てなくなってしまっていました。
中学時代の周りの子の第一志望校は、私の第一志望校より偏差値が上のところばかり。中学ではクラスでそれなりに成績が良かったほうだけど、きっと高校では下のほうになるんだと思っていました。校内で受けた最初の模試も下から数えた方が早い……。
しかし、初めての定期テストでなんと250人中29位に! 中学と違い、順位が出ることに驚きましたが、そこに自分の名前が載っていたことにびっくりしました。
それから頭のいい友達にたくさん教えてもらい、2年生の今までずっと順位を上げ続け、今では4位になることができました。
この学校で良かったと思う日が必ず来る
最後に、私と同じように第一志望校が不合格となり、落ち込んでいる新入生にメッセージです。
高校生活はあっという間なので、一瞬一瞬を無駄にしないように毎日頑張ってほしいです! 今はなかなか前向きになれないかもしれないけど、いざ高校生になればそんな気持ちはすぐに吹き飛びます。
勉強も、中学までの頭の良さは関係ありません。どれだけ頑張ったかが全てです。もう頑張れる気がしないという人も、高校での楽しさが後押ししてくれるはずです。この学校で良かったって思える日が、必ず来ます。
人生に一度しかない高校生活を大切にして下さい。(高校2年女子・ふらぺちーの)