高校受験で志望校を決めるとき、先輩はどのような選択をしたのでしょうか。高校生記者のリスのしっぽさんは、志望校を下げて、第1志望ではなかった今の高校を選びました。オープンキャンパスに行かず受験した結果、今感じていることを伝えてもらいました。

私は今通っている高校に、志望校を下げて合格しました。

少し上の学校を特色選抜で受験して落ちてしまったので、確実に合格するために、一般選抜では目指していた志望校から下げることにしました。しかし今の学校には、オープンキャンパスにも行っていなくて後悔しました。

そんな中で、この学校でよかったと思うこと、よくなかったと思うことがあります。

受験の合格祈願に行っていただいたお箸と梅昆布茶

授業についていけるのでテストで高得点

まずよかったのは、学校オリジナルの手帳を使いこなすことで、スケジュールを管理する力がついたこと。

月日程のページには年間の学校行事が書いてあり、週間日程のところには細かくスケジュールを書き込むことができます。この手帳があることで、勉強時間ややるべきことが明確になり、自己管理ができるようになりました。

授業のスピードについていけるので、テストで高得点が取れます。最近は、友達に勉強を教えたりすることで自分の理解も深まり、自分自身の勉強にもなります。勉強でわからないところがあれば、先生方はいつも丁寧に教えてくれます。

朝、あいさつもよくするので、学校の雰囲気がいいと感じます。

国公立大進学の対策があまり……

反対によくなかったと思うことは、国公立大学に進める道が狭くなったことです。

私の学校ではほとんどが私立大学に進学し、国公立大学は数人ほどです。3年生から文系の国公立大学志望者のためのクラスが1~2クラスありますが、進学校と比べれば対策が少ないように感じます。

まだ私は進学先を決めていませんが、家の経済を考えれば国公立大学がいいと思っていたので、少し残念です。

希望の進路に進める道が狭くなった(写真はイメージ)

志望校以外のオープンキャンパスにも行って

私はもう少し、学校選びを真剣にしていればよかったと思いました。志望校以外のオープンキャンパスにも、いくつか行くべきだと思います。

オープンキャンパスは、学校のことを少しでも知るチャンスです。志望校を下げるということには、いいこともよくないこともありますが、自分が納得する学校選びが大切だと思います。

納得する学校選びが大切

第1志望でなかった学校に通う人に伝えたいこととして、勉強も大切だと思いますが、友達も大切だということです。高校ではいろいろな人がいます。

どの高校でも、自分と合う人と友達になれたら高校生活が充実します。だから、第1志望でなくても気にせず頑張ってください。(高校生記者・リスのしっぽ=2年)