みなさんは婦人科と聞くとどのような印象を持ちますか? 大人の女性が行くところで私たち高校生には関係ない、行きにくいという印象が強い人が多いのではないでしょうか。今回は、私の経験を通じて婦人科に対する印象が少しでも変わればいいなと思って記事を書きました。(高校生記者・はまこ=2年)

16歳、生理が来ず…婦人科へ

まさか自分が行くことになるなんて思ってもみなかった婦人科に私が初めてかかったのは、高校1年だった去年の夏のことです。16歳で初経が来ず、腰痛がひどくて受診したところ、先天性の病気だと分かりました。それまで内科などでは分からなかった病気が一瞬にして見つかったのです。

初めての婦人科受診で病気が見つかった(写真はイメージ)

その病気は比較的まれなもので、周りに同じような人がたくさんいるわけではないと思うのですが、このことをきっかけに婦人科を受診することの大切さに気づきました。手術を受けて、今は普通に生理が来ています。

高校生だって立派な女性

受診は正直怖くて嫌でしたが、病気が見つかって治療をし、無事完治できたときはとても安心して、受診してよかったという気持ちになりました。

通院し始めてすぐは、周りからどう見られているんだろうと心配になることもありましたが、主治医の先生は真摯に対応してくださって、高校生だって立派な女性なんだという認識を持つことができました。

気になる症状があれば受診してみて

婦人科は内科や耳鼻科など他の診療科とは違ってあまり身近ではないため、行くのに勇気がいる場所だと思います。

しかし、婦人科の先生方は女性の体のスペシャリストです。私のように他の科では見つからなかった病気が婦人科では見つかることもあり、もっと受診する人が増えればいいなと思います。

生理不順が気になる人や、生理痛がひどい、経血量が多い人はぜひ婦人科の受診を検討してみてほしいです。その症状の裏には病気が隠れていることもあって、治療があまり遅れてしまうと不妊などにつながる可能性もあります。

生理が重い人は一度受診してほしい

いち早く治療ができればつらい症状から抜け出すこともできます。近くの婦人科の病院を調べたりするなどして、何かあったときはすぐ相談できる状態にしておくことをおすすめします。