偏差値が80ある高校生記者のささみさんは、国内有数の進学校に通っています。勉強が得意な高校生は、どのようにスケジュール管理をしているのでしょうか。ささみさんが実践する手帳術を教えてもらいました。

ウィークリー手帳を愛用中

私は中学1年生のころからウィークリー手帳を愛用しています。見開きページで1週間分の予定が確認できる手帳のことです。

マンスリー手帳に比べ書き込めるスペースは広いが、長期的なスケジュールを一目で把握できるというメリットは損なっていない。そんな絶妙なバランスが気に入っています。

愛用のウィークリー手帳

手帳自体は毎年買い替えています。今年は、昨年使っていたペーパーバックの手帳がボロボロになってしまった反省から、カバーが丈夫な手帳を探していました。結果、おしゃれなデザインにひかれて、マークスの「B6正寸週間ブロックダイアリー」を購入し使っています。

実際に使ってみて、自由度の高い方眼レイアウトの予想以上の便利さに驚かされています。来年も方眼レイアウトの手帳を購入しようと思っています。

その時が何を考えていたかを振り返る→そこから学ぶ

私が手帳に書く内容は主に4つ。スケジュール、TODOリスト、勉強記録、ひとこと日記です。

手帳に書くのはスケジュール、TODOリスト、勉強記録、ひとこと日記の4つ

1 スケジュール あえて黒一色で

予定・持ち物・期限をまとめてメモしています。以前は色を分けていたのですが、近くにペンがなくてやむを得ず鉛筆でメモしたときに、色を分けなくても特に不便はないと気付いてからは黒一色です。

2 TODOリスト 終わったものは横線を

前日の夜に、次の日やることを箇条書きでメモしています。終わったものから横線で消していき、終わらなかったものは翌日以降に繰り越します。TODOリストをつけるようになってから、時間の使い方を考える習慣が身についたように感じています。

3 勉強記録 達成感を得るために

方眼のマス目を活用し、勉強した時間と科目を記録しています。友人が使っていたスタディプランナーのまねごとですが、達成感が得られるし、教科ごとの勉強時間のバランスも把握できるので気に入っています。

この勉強記録は、2のTODOリストを作る際に参考にすることで、科目ごとの勉強時間に偏りが生じ過ぎないようにしています。

4 1日の反省 単語だけでもOK

日記を書こうとたびたび試みては挫折してきた私。新型コロナウイルスによる休校が始まったとき、せめて1日を振り返る習慣をつけようと思い、その日の反省を箇条書きで書き留めるようになりました。単語しか書けていない日もざらにありますが、なんとか続けられています。

1~2カ月に1度くらい読み返すのですが、「あのとき私こんなこと考えていたんだ」「まだこれ直せていないな」などの新たな気付きがあり、やりがいを感じます。

手帳を持つようになってかなりの年月が経ちますが、今なおその奥深さをしみじみと実感しています。まだまだ試行錯誤中の私の手帳活用法ですが、皆さんの参考になればうれしいです。(高校生記者・ささみ=2年)