日本とアメリカでプロとして活躍することを夢見る若きゴルファーがいる。岡村優(茨城・翔洋学園1年)=茨城・城西中出身=だ。2016 年のリオデジャネイロ五輪出場も目指す。(文・写真 斉藤健仁)

165㌢の長身から得意のドライバーで打つショットは250 を超える。中学3年時にはインドネシアで開かれたジュニアの世界大会で優勝するなど、将来を嘱望されている。

もともとはレスリング選手だった。兄に続き5歳から始めて、小学2年から5年まで全国大会4連覇を達成。父の影響で、小学校2年からゴルフクラブも握った。二足のわらじを履いていたが、中学生になると「ゴルフは自分との戦いが面白い。レスリングで鍛えた体で、ゴルフで勝負してみたい!」と、芝生での戦いを選んだ。

すぐに頭角を現し、同年代ではトップクラスの実力へと成長する。ゴルフの試合は長いときは4日に及ぶため、高校は通学日が自分で選べる通信制の翔洋学園に進学した。

朝は6時に起床し、英語の勉強とゴルフのトレーニング。その後はゴルフコースを回り、家に戻ってからは再びトレーニングと勉強をして夜10 時には就寝する。

現在の課題は、アプローチやパターなどの短いショットだという。目標は「リオデジャネイロ五輪に出場してみたいですね!

18 歳でプロになり、いつかは日本だけでなく、アメリカでもプレーしてみたいです」。彼女の打つショットよろしく、夢に向かって一直線だ。