スカートにソックス。寒い冬、制服で外に出るのはつらい……。そんな思いを胸に日々学校に行っている女子高校生も多いのではないでしょうか。女子高に通う高校生記者のJiWooさんは、規定の制服ではない「スラックス」で登校し始めました。先生や友達の反応は…? 勇気を出して「他の人と違うこと」に挑戦した彼女の記録です。

寒いとお腹が痛くなる

私は某公立女子高校に「スラックス」で登校する、ごく普通の高校2年生です。

私の学校では、私を含め2人しかスラックスで登校している人はいません。私がスラックスで登校するようになったのは、2年生の冬からです。理由は単純にスカートは「寒いから」。元々、寒いとすぐにお腹が痛くなってしまう体質なのです。

スラックスで登校することにした

さくっと申請が通った

私の学校では、スラックスの制服が作られておらず、自分で市販のものを買い、申請を出すという制度です。

「寒いから」という理由ではくことができるのか。校則には、そこの部分が明記されていませんでした。

そこで、先生方に確認を取ったところ、「冬服期間しかはかないなら、書類の提出はいらない」と言われ、買ったスラックスが適するかどうかの30秒ほどの簡単な審査しかありませんでした。

はく理由も、どんな理由でも大丈夫でした。スラックス自体も、私が買ったのは制服用のスラックスではなく、しまむらの裏起毛の暖かいもので、少し細めの形だったのですが、何も言われませんでした。

スラックスの制服がないので自分で購入した

始めはジロジロ見られ、コソコソ話されたけれど

早速、次の日からスラックスで登校しました。

初めはジロジロ見られたり、コソコソ話されたりしました。そんなさまざまな反応がある中で少しうれしかったのは、「どうしてはいているの?」と聞いてくれたことです。

私が説明すると、納得して「いいね!」と言ってくれました。直接聞いてくれるとお互い気持ちが晴れると思います。

現在では「寒いから私もはこうかな」と検討する人も増え、スラックスをはくことが身近になったようです。

体調を崩すことがなくなった

私はスラックスをはくようになって、寒さのせいで体調を崩すことがほとんどなくなりました。もし少しでもはこうか悩んでいる人は、はくべきだと思います。

ただ、校則ではけない人もいると思います。その場合は、学校に掛け合ってみてください。全国の多くの学校での前例もありますし、理由を伝えればきっと分かってくれると思います。

私は、自分が先駆者となって動くのが大切だと考えています。何かを変えること、他の人と違うことをするのはとても勇気がいることですが、頑張ってみてください!(高校生記者・JiWoo=2年)