偏差値が80ある高校生記者のささみさんは、国内有数の進学校に通っています。勉強が得意な高校生は、集中力をどのように持続しているのでしょうか。ささみさんが実践する方法を教えてもらいました。集中できないときに試してみてください。
いざ机に向かったはいいけれどが、気が散ってなかなか集中できない。ふと時計を見やり、その針の進みに慌てふためく……。こんな経験、ありませんか。
今日は私なりの集中力維持法を3つご紹介したいと思います。皆さんに合うものが一つでもあればうれしいです。
1、タイムアタック ゲーム感覚で学ぶ
タイマーとメモ用紙さえあれば、すぐにできる勉強法です。
まず、教材にパッと目を通して10分で終わりそうな量を見定めます。タイマーを10分にセットして目に入る場所に置いたら、勉強開始。10分で進んだ勉強量はメモ用紙に記録しておきます。あとは繰り返しです。
私は、数学の問題集を解くときなどにこの方法を使っています。目の前で刻一刻と減っていく数字がほどよく緊張感をあおってくれるし、10分で進んだ量を記録し続けることで成長が実感でき、達成感があります。ゲームをしているような気分です。
2、スマホ禁止アプリを活用
集中力維持の大敵、スマホ。ちまたにはさまざまなスマホ禁止アプリがありますが、私が特におすすめしたいのは「アヴェ・クラシック」というアプリです。
このアプリでは、クラシック曲を擬人化したイケメンキャラクターたちが勉強を応援してくれます。タイマーをセットしている間はスマホが使えない、というシステムです。勉強時間に応じて貯まる「メロディ」を使うことで、ストーリーや衣装を開放していくことができます。
このストーリーが、まず何よりも面白いです。短時間で読めるため息抜きにちょうどいいし、次が気になって勉強へのやる気が出ます。「イケメン育成アプリ」ではありますが、女子にかぎらず、小説・ドラマ好きの全ての方におすすめしたいです。
また、タイマーセット中にクラシック曲を流せる点も気に入っています。気分が落ち着くし、歌詞に集中力が削がれてしまうこともありません。
3、机を片付け→教科を変えて勉強
どうしても集中できないときは、一度机の上をまっさらな状態に片付けた後、取り組む教科を変えています。あえてきりが悪いところで終わらせるのがポイントです。そうすることで、次にその教材に取り組む際に「復習」から始めることができます。集中力に欠けた状態で取り組んでしまった内容をしっかり定着させるための工夫です。
また、「机の上を片付けて次の教材を取ってくる」ことで、少しではありますが体を動かすことができます。この動作自体も、気分のリフレッシュにつながっているように感じています。
自分に合った集中力維持法を
今回の記事執筆にあたり、周りの友人たちに集中力維持法を聞いてみたところ、まさに十人十色の回答が返ってきました。
「短い睡眠をとる」「家族のいるところで勉強する」「目薬を差す」「学校、カフェ、自習室、図書館、家をローテーションして場所を変える」「ブラックコーヒーを飲む」などなど……。一口に勉強法と言えど、合う方法は一人一人違うのだなと実感させられました。
皆さんもぜひ、いろいろな勉強法を試してみてください!