私は勉強が苦手だと思っていましたが、教科ごとにノートを分けず一冊にまとめる勉強法を実践し始めると成績を上げることができたんです。どんな方法なのか、皆さんにご紹介します。(高校生記者・ひまわり=3年)
クラス順位が上がった秘けつはノートだった
高校1、2年のときの成績はクラスで20番台。勉強は苦手だと決めつけていました。そんな私を変えてくれたのは、「1冊のノート」を作る勉強法です。
それまでは、教科別に分けたノートで勉強していましたが、1冊のノートを用意する勉強法を実践しはじめると、今ではクラスで3位まで成績を上げることができました。その勉強法を説明したいと思います。
丁寧に書くのは禁止、学んだことを殴り書き
ノートを使うとき、丁寧に書く人が多いと思います。しかしこの勉強法では、それは禁止です。きれいにまとめることに意識が向き、記憶に残りにくい勉強になってしまうからです。
高2までの私は、きれいなノートを作ることこそ勉強だと勘違いしていましたが、自分が理解できれば十分です。誰にも見せないノートですし、勉強することだけを意識するのがポイントです。
私の場合、テスト3週間前くらいから、授業で習った知識をインプットするためにひたすら殴り書きします。呪文を書いたようなノートを家族に見られたときは驚かれましたが、この方法のおかげで復習は完璧で、応用問題にも対応できるようになりました。
暗記もノートを活用、印をつけて効率化
暗記教科は、テスト方式でノートを活用します。
私は英語の単語や四字熟語などの暗記が苦手でしたが、この勉強法で克服しました。それは、覚えられない、または不安なものにマーカーで印をつけて、それを徹底的にテストするという単純な方法です。
テストを5回ほどすれば、覚えられないと思っていた単語も記憶に留まります。
無理だと、勉強を放り出してしまいたくなったときは、この方法を試してみてください。きっと結果が出ます。日本史なども、テストを何度も繰り返すことが重要です。
自分でテストを何度も繰り返すには、時間がたくさん必要です。遅くても試験の2週間前には勉強に取りかからないと、間に合いません。
ノート1冊を使いきるには、それだけの勉強量が必要です。今では紙を増やさないと足りないほど、勉強する量が増えました。勉強時間が多ければ学力は伸びると言われていますが、それは「しっかりとした勉強をしたときのみ」だと思います。
ただ机に向かうだけでは時間がもったいないです。ぜひその地盤作りに、ノート勉強法を活用してみてください。