持ち歩くには重いし、引くのが大変……そんなイメージを持ちがちの紙の辞書ですが、高校生記者のれもんさんはあえて紙の辞書を使って勉強をして、理解を深めているそうです。どのように活用しているのか聞きました。(高校生記者・れもん=1年)

語源を調べて単語のイメージをつかむ

私は、基本的に「紙の辞書」を使うことが多いです。電子辞書は値段が高いこともあるのですが、一度に得られる情報が少なくなってしまうと考え、持っていません。

付箋でマーキングしながら辞書を引く

学校の宿題や英語長文、文法問題で、見たことがあるけれどわからない単語が出てきたときに、辞書が活躍するんです。

例えば英和辞書の使い方として、「suppress(抑圧する)」という単語を覚えたいとき、「語源を知るため」に辞書を引くと、下(sub)へ押さえ込む(premo)ラテン語がベースにあることがわかります。そうすると、

単語のイメージがつきやすいんです。語源は、覚えづらいものに限って調べています。

その他にも意味、品詞は必ず確認しています。品詞の確認は、文構造を理解するために必須です!

辞書は2つ同じものを持っています。1冊は自宅、もう1冊は学校においてあるので、持ち歩いておらず、分けて使っています。絶対覚えておきたいものや目立たせたい単語には、マーカーでしるしをつけています。

調べた単語には付箋をはる

辞書を使うときにぜひしてほしいのは、付箋を活用することです。

付箋とマーカーを駆使してわかりやすく

私の場合、主にモチベーションアップのために付箋を使用しています。付箋は2種類を使い分けています。紙の付箋と透ける付箋です。

重要だ、覚えなければならないと思ったものには透ける付箋を、調べた単語には紙の付箋を付けています。語源だけ調べたものに関しても、一度調べたことが分かるように付けています。

これをすることで、大事なポイントはどこなのかを判断する練習ができる上に、テスト前に復習しやすくなります。

ノートでも付箋活用

付箋の活用は、辞書だけではなく普段の授業用ノートでも行っています。私は、先生に質問したい部分、宿題や見返したい部分の2つに分けて、付箋の貼り方を変えています。

ノートでは付箋を貼る位置で区別する

質問の付箋はノートの上側に、宿題や見返したいところの付箋は横側に貼るといった感じです。付箋のマークは、何を表すかがわかるようにするため付けています。宿題ならh.wと書き、家の絵を、質問ならQや?などと書きます。