やることがたくさんある高校生活。みなさんはスケジュール管理をどう行っていますか? 高校生記者のマリーナさんは、「バレットジャーナル」という方法による手作り手帳を使っています。どうやって活用しているのか教えてもらいました。
自分の好きなページを作れる
この季節に販売され始める大量の手帳。手帳コーナーで、どれにしよう……と悩むのが昨年までの私の恒例行事でした。しかし、どれを選んでも自分の書きたいことが全て書ける手帳がない。
この不満を持っていたときに知ったのが、バレットジャーナルでした。
これは簡単に言えば、「自分の手帳を自分で好きなように作る」というものです。海外発祥で、Bullet Journalを略してBujoと呼ばれることも多くあります。スケジュール管理のほかに「心を落ち着かせる」や「人生を整える」「自分に向き合うことで自己理解と肯定を促す」といったことが目的となっています。
ノートやルーズリーフに月・週・日ごとの予定、習慣化したいことのリストを書き、アイデア次第、好み次第で工夫していろいろ足していきます。
バレットとは「・」のこと。タスクを効率化するために「・」で箇条書きしてまとめていくのです。
世界に一つだけの自分の手帳
今年は新型コロナウイルスの影響で休校になった時間を使って、初めて世界に一つだけ、自分だけの手帳作成に取り掛かりました。
最初に作りたいページを一覧にして、真っさらなノートにペンやシール、マステなどを駆使して少しずつ内容を充実させていきました。
インスタグラムやPinterestなどの投稿からデザインを学んで、見やすさも心がけました。
気に入っているのは、大きな月間スケジュールとは別の、部活用に作成した小さめのスケジュールページや、課題の月別ToDoリスト、1カ月を振り返るページ、趣味の記録など、販売されている手帳にはないページの数々です。
自分自身の理解を深めることができた
私はこれを行うことで「自分自身について理解を深めることができたな」と感じています。
特に、月間の振り返りページへの記入によって、どんなことに挑戦したか、どんな成果が出せたのかなど、普通の日記では気づくことのできないことにも目を向けることができたからです。
「なぜその挑戦ができたのか」「もっと上を目指すために有効に使える時間があったのではないか」……そんなことを考える時間を作れるようになったのは、この手帳のおかげでした。
ほかにも、読んだ本やハマった音楽を記録しておいたことや、手帳のデザインの方向性などから、自分自身がどんな趣味・興味があるのかについて意識的になれて、より「自分の好みのもの」に出会いやすくなったように感じました。
日々の記録を残すなら、ライフログとしてバレットジャーナルを活用してみてはいかがでしょうか? 知らなかった自分に出会えること間違いなしです!(高校生記者・マリーナ=2年)