アメリカの白熱した大統領選挙の様子を見て、日本との違いに驚いた高校生もいるのでは。国が違うと選挙も雰囲気が違うようです。外国人の高校生に、自分の国の投票制度と自分が投票するとしたら何を重視するかについて、高校生記者に取材してもらいました。(取材・翻訳 高校生記者・ゆかぁぁぁぁ=1年、yuunyan=1年、アジザ=3年、はる=2年、ざわ=2年、Misa=1年)

貧しい人が快適になるかを重視

パットさん(タイ・16歳)

タイのパットさん

国政の選挙権は、タイでは18歳から得ることができます。選挙権を得たら選挙に行きたいです。これからどのような国になってほしいか、自分たちで選べるからです。

国民に平等な政策をすることと、貧しい人たちが快適な暮らしをできるようになるかを重視して投票します。

自分の将来を良く変えるために

Isaさん(フィリピン・18歳)

フィリピンのIsaさん

フィリピンの大統領選挙や、議会および地方選挙の有権者登録は18歳になったらできます。私も資格が得られたら投票します。その理由は、自分の将来をよりよく変えたいから。

投票と選挙に関しては、人々にリーダーを選ぶ機会が与えられるので、投票すること自体が重要だと思います。私たちの将来の道を決定するものと考えています。

犯罪率の低下、経済の発展ができる人に投票したい

アミラさん(ロシア・17歳)

ロシアのアミラさん

ロシアでは成人年齢が18歳です。選挙権も成人と同時に得られます。

多くの大学生は選挙に参加せずに、結果が出たら「他の人が選ばれてほしかった」とその結果に不満を言います。私はそうなりたくありません。私の1票が国を良い方に変える手助けになるかもしれないので、18歳になったら選挙に参加したいと思います。

私はこの国を良い方に変える人に投票したいです。国民が安心して暮らせる国、例えば、犯罪率の低下や経済の発展を目標にしている人に投票したいです。

国民の命を救ってくれる人に

ジャスミンさん(アメリカ・16歳)

アメリカのジャスミンさん

私はオレゴン州に住んでいます。18歳になると投票が可能になります。

投票権があるのに投票しないことは、自分たちの社会に対して知らないふりをすることになるから、18歳になったら必ず投票します。

選挙では、私たち国民の命を救ってくれる人に投票したいと考えています。投票は国民が意思表示をする一つの手段だからこそ、社会をよりよくするためにみんなが投票をするべきだと思います。

公約と悪いことしていないかをチェック

Chaeyeonさん(韓国・18歳)

韓国のChaeyeonさん

韓国では、18歳から選挙に参加できます。

私は今、選挙権を持っています。次に選挙が行われるときは、必ず参加したいです。なぜなら、選挙は民主主義の花。つまり大事な、意思を決める過程だと思うからです。この権利を放棄する行動は間違っていると思います。

投票の際は、その人の公約と、今まで悪いことをしなかったかなどを重視したいです。

居心地の良い場所を提供できるか

ルイザさん(ドイツ・15歳)

ドイツでは、18歳前に選挙に参加できる機会も提供しています。例えばベルリン、ニーダーザクセン州、ハンブルグは16歳から州の一部の選挙に参加することができます。

選挙権が与えられる年齢になったら、私は絶対に選挙に参加します。自分の意見を投票という形で伝えることは、民主主義にとって不可欠だと思うからです。一人一人の投票はその結果に響きます。

私の世代の人たちに合った政策をすると感じる人に投票します。同時に、みんなにとって居心地の良い場所にできるかを考えて投票することも、大切だと思っています。