2020年11月13日にネットで注目を集めたニュースや話題の中から「小柴昌俊さん死去」について紹介します。
小柴昌俊さん、老衰で亡くなる
東京大学特別栄誉教授の小柴晶俊さんが老衰で亡くなりました。94歳でした。2002年にノーベル物理学賞を受賞しています。
ノーベル物理学賞を受賞した #小柴昌俊 さんが亡くなりました。94歳でした。(し)#カミオカンデ pic.twitter.com/0D8JQO8Ii5
— 朝日新聞 映像報道部 (@asahi_photo) November 13, 2020
世界初 素粒子「ニュートリノ」を観測
小柴さんは、地球から16万光年離れた超新星爆発で発生した「ニュートリノ」を、素粒子観測装置「カミオカンデ」で世界で初めてとらえたことが認められ、ノーベル賞を受賞しました。
ニュートリノとは、素粒子の一つ。電荷をもたないためほかの物質とほとんど反応せず、地球も貫通してしまいます。そのため、観測はとても難しいと言われてきました。
小柴さんは観測成功を経て、「ニュートリノ天文学」という新しい分野を切り開いた功績者です。
【追悼 #小柴昌俊 さん】
— NHKアーカイブス (@nhk_archives) November 13, 2020
素粒子のひとつ #ニュートリノ の観測に成功し #ノーベル物理学賞 を受賞した東大特別栄誉教授の小柴昌俊さんが都内の病院で亡くなりました。94歳でした。
2002年にノーベル賞を受賞した際の小柴さんの映像がNHKアーカイブスに残されています。https://t.co/sBMyk9hi7h pic.twitter.com/mie258sdTb
学生時代、出来が悪いと言われたことも
ノーベル賞受賞決定後には「自分の夢を追いかけさせてもらっているのだから苦労など感じなかった」と語っています。
大学時代(現在の東大教養学部)には、教授から「出来が悪い」と言われたことに立腹し、猛勉強。東大の学科の中で最難関の物理学科へ進んだといいます。
理論物理は苦手でしたが、大学院時代に実験物理の面白さを知り、素粒子物理学の道に足を踏み入れました。
夢を追いかけた「物理屋人生」 小柴昌俊さん死去https://t.co/eBslSvPk9V
— 産経ニュース (@Sankei_news) November 13, 2020
ニュートリノ研究はすぐ社会に役立つことのない基礎研究だ。
それでも「人類共通の新しい知的財産を増やすことが重要だ」と基礎研究の大切さを訴え続けた。
ノーベル賞受賞後は私財4000万円を投じ平成基礎科学財団を設立。