みなさんは音楽を聞くとき、何で聞きますか? 私はよく、CDで音楽を聞きます。友達に言うと、「CDなんて持っている人は少ない」「ストリーミングで聞けるからわざわざ買わない」とよく言われます。そこで今回は、あえてCDで聞くことの魅力について書いてみたいと思います。(高校生記者・ZIGGY=3年)

ブックレットやカバーが一つの作品

CDと音楽サービスとの違いは、何より「モノ」であることです。

ブックレットやカバーデザインなどいろいろな種類がある

CDは単に「音楽を聞く」だけが役割ではなく、カバーデザインやブックレット、ものによってはケースの質感まで含め、一つの作品として完成されています。アーティストのこだわりが凝縮されているのです。細部まで楽しめるのが、CDの醍醐味だと思います。

CDを並べて選ぶ楽しみがある

私は、何もしないでゆっくりCDを聞くことが好きです。

普段から中古などで少しずつ買い集めてきたCDをとりあえず並べて、今日はこれを聞こうと決めて、じっくり聞きます。お気に入りの飲み物も準備し、ブックレットを見ながら、その時間はめいっぱいリラックスすることにしています。

いつも使っているスピーカー

ぜいたくな時間と感じられる

もちろん音楽配信サービスも利用しますが、「聞いているうちに飽きてしまう」と感じます。好きな曲だけ何度でも楽しむことができますが、そのことによってありがたみや特別感は失われてしまうと思います。

CDは、私たち高校生にとって縁遠いものです。中古であっても値段が高く、セットするにも手間がかかり、収録曲は全て好きな曲とは限りません。しかし何度か聞くうちに好きになってきたり、新たな発見があったりと深みが出ます。

CDを聞いている間は、時間に追われる毎日から離れられるぜいたくな時間だと感じます。