受験生は模試の判定結果をみて落ち込むことも多いですよね。地方の高校生の大学進学を応援する東京大学の学生団体「FairWind」に所属する大西啓太さん(理科二類1年、福岡・小倉高校出身)から高校生へのアドバイスを紹介します。
模試で一番よかったのはC判定
みなさんこんにちは!理科二類1年の大西です。
今回は僕が受験生だった時に意識していたことを紹介しようと思います。
僕は高校時代の模試の成績はあまり良くありませんでした。
東大模試は1回C判定を取った以外は全てD判定かE判定でした。
センターの後の東大模試(東進のやつですね)もE判定でした。
そんな辛い時や成績が上がらずに悩んでいる時に、特に意識していた3つのことについてお話しします。
自分を成長させることを考えて
1つ目は「どうすれば成長できるか」ということです。
例えば、模試の成績が悪かった時は、
落ち込んで勉強できない→成長できない、
落ち込む暇があったら勉強する→成長できる、
と考えて勉強を頑張っていました。
他には、数学の問題が全然解けるようにならない時は、
いつかできるようになるだろうと思って今まで通りやる→成長できない、
なぜできるようにならないのかや何をするべきなのかを分析して計画を立てて勉強する→成長できる、
と考えて勉強していました。
どうすれば自分を成長させることができるのかを考えて行動してみてください。
他の人の意見を聞いたうえで自分が納得する方法を
2つ目は「自分を信じる」ということです。
例えば、先生と自分でこれからやるべきだと思っていることが食い違っている時、自分の意見を通すということです。
自分の受験なので他の人が何と言おうと自分が納得した方法をするべきです。
ただし、勘違いして欲しくないのですが、他の人の意見を無視するということとは違います。
他の人の意見を取り入れ、自分の意見をどんどん成長させて、自分の意見を通すと言った方が正確かもしれません。
他の人の意見も取り入れつつ、納得のいくものを見つけてください。
また、自分だけが正しいと思い込む事は非常に危険ですし、先生や親への感謝の気持ちも忘れてはいけません。
これらを踏まえて僕は自分を信じていました。
さらに、試験の時に自分ならやれる!と信じることも大事です。
今まで頑張ってきた自分を信じてあげてください。
「過去には戻れない」今この瞬間に全力を
最後、3つ目は「過去には戻れない」ということです。
当たり前なことですが、意外と重要です。
例えば、去年もっと頑張っていたらなぁと考える事はそれこそ無駄です。
最後の東大模試でE判定だった時も、とってしまったものはどうしようもないから、ここからやれるだけのことをやろうと思いましたね(半分ヤケになっていた気もしますが…笑)
また、試験中にこの問題に時間使いすぎた!とか集中力切れてしまった…と思ってしまった時に、もう無理だと諦めてしまうことも非常にもったいないです。
今この瞬間から全力を出して勉強や問題に取り組み、今から取れる最大得点を取るしかない!と思って最後まであがくべきです。
最後まであがけば受かる(かもしれない)というのは本当です!(実体験)
過去を悔やむのではなく今をより一層頑張りましょう。
最後まで前向きに頑張れ!
この3つを特に意識して僕は受験を乗り切りました。
簡単に言えば前向きに最後まで頑張る!という単純なことですね。
精神論と言われればそれまでですが、この考え方のおかげで最後まで諦めずにやり遂げて合格できたので、この3つを意識することが僕の「合格の秘訣」です。
よければ参考にしてください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
皆さんが納得のいく結果を残せることを心から願っています。
体調に気をつけて頑張ってくださいね!
【FairWind】東京大学の学生がつくる団体。地方と都会の教育格差の解消をめざして、東大生と地方の高校生との交流などの活動をしている。詳しくはこちら