参考書は勉強する上での強い味方。評判を気にして買う受験生も多いようです。高校生記者が「買ってよかった!」「成績UPができた」とおすすめする参考書を紹介します。

計算ミスを減らし解答をひらめくコツを伝授

『合格る計算 数学I・A・II・B』

私がおすすめする数学の参考書は『合格る計算 数学I・A・II・B』です。受験のために数学を得意教科にしたいと思い、いろいろな参考書や勉強法の紹介記事を読んでいたときに発見しました。

『合格る計算 数学Ⅰ・A・Ⅱ・B』広瀬和之著(文英堂、本体1100円=税抜き)

問題を解くためのコツ、ひらめくポイントや計算ミスを減らすための計算法などがわかりやすくまとめてある参考書です。この参考書をすすめる理由が3つあります。

「基礎の基礎」から丁寧に

1つ目は、基礎の基礎から丁寧に書いてあるからです。

掛け算を暗算でするときのコツや、問題の前提となる知識も確認できるようになっています。これらのちょっとしたコツをマスターすることには、解くスピードや正解率を上げられる利点があると思います。

計算の質を上げることが目的なので、問題の難易度は比較的低いものが多いです。

応用にも使える知識もばっちり

2つ目は、解くときの順序、なぜその操作をするのかを理解して、応用にも使える知識を得られるからです。

授業で習い、なんとなく解けるようになった問題を、暗記で解くのではなく、自力で考えられるようになるためのポイントがまとめてあります。数式ばかりでなく、図や色も駆使して書いてあるので、無理なく読書感覚で学べると思います。

解説に途中式が丁寧に書いてあることも魅力の一つだと思いますし、「この式は省けるようになると良い」というレベルアップへのステップも教えてくれます。

基礎から丁寧に書いてあり、理解が深まる

見直ししやすい構成

3つめは、分野ごとにまとまっていて、わからなくなったときに見直しやすいからです。

模試の前など範囲が広いときに、軽めに広く復習するのにとても役に立ちます。

学校で習い、問題演習をするときに、横において辞書のように使ったり、電車の中で復習がてら眺めたりして使っています。(高校生記者・のんち=2年)