勉強しているうえで自分の弱点、なかなか覚えられない苦手な部分が見つかった時、どうすればよいのでしょうか。高校生記者の鹿賀凪さんはふせんを使って、弱点ポイントをまとめて、テストの点が取れるようになったそうです。どうやってふせんを活用するのか、教えてもらいました。

弱点・苦手はノートに書かずにふせんへ

「間違えた問題は弱点ノートにまとめるべし」なんて聞いたことはありませんか? 私もしばらく実践していたのですが…。確かに効果はあるけれど、時間がかかるし続かない! そんな人におすすめしたいのが「弱点ふせんノート」です。この方法のメリットは3つ。

生物用「弱点ふせんノート」。図や絵も交えて、よりわかりやすく

1つ目は「まとめやすさ」。模試や過去問での間違いをまとめるとき、時系列でなく分野ごとにまとめたいと思うことはありませんか? ふせんなら貼り直せるから、あとから整理も簡単にできます。ふせんの量を目安に、その分野の「苦手度」も可視化できておすすめです。

残り2つは「時短」と「要約力」。ノートにまとめようとすると、内容を盛り込み過ぎて時間がかかってしまいがちです。しかし、ふせんは書ける量が限られているから、それほど時間もかかりません。書く内容の取捨選択が必要になるから、自然と要約力も身につきます。

解説以上にわかりやすく簡潔にまとめる

では、具体的な作成方法を紹介します。必要なのは、大きめのふせんとノート。ノートはお好みでOKですが、ふせんは7.5×7.5センチくらいの大きさがあると、書くスペースに余裕を持てますよ。

私が使っている7.5×7.5センチのふせん、B5のノート、ボールペンの3点セット

ふせんに書く内容は、解説丸写しは厳禁。教科書や授業ノートも参考にして、解説の内容に予備知識を加えたり、解説で省略されている途中式を加えたりして、解説以上にわかりやすい「自分専用の解説」を作ります。

書きすぎNG 必要なことだけ

ただし、書き過ぎもよくありません。書き過ぎてしまうと、ノート作成に時間がかかり、結局「時短」でなくなってしまいます。ふせんには、理解できていないところだけを書くよう注意しましょう。「問題を解くために必要なことを必要なだけ書く」という意識を持ってみるといいですよ!

この「弱点ふせんノート」を始めてから、なんだか模試や定期テストの成績が好調です。生物の定期テストでは、満点に近い点数を取れました! みなさんも、だまされたと思って一度試してみてはいかがでしょうか?(高校生記者・鹿賀凪=3年)