坂美悠さん(京都聖母学院高校3年)は、文化部の全国大会である第44回全国高校総合文化祭の写真部門で、最優秀賞・文部科学大臣賞を受賞しました。日本一に輝いた坂さんがこれまでに撮影した中から、特にお気に入りの写真10作品を紹介してもらいました。
「ふっ」
家の中で撮影しました。きれいな玉ボケができたところが良かったと思います。魔法をかけている感じで、キラキラしているところが気に入っています。
「本当の自分」
学生ならではの壁にぶつかり、本当の自分がわからなくなり、水たまりにうつる自分に問いかけているイメージです。白黒にすることで、冷めているような雰囲気が出せました。昔の自分を表しているみたいに感じます。
「恋模様」
冬の日に外で待ち続ける少女の気持ちを、後ろのイルミネーションで表しました。イルミネーションの形がハートになっているのがポイントです。少女の表情がよく撮れて気に入っています。
「白い追憶」
フルーツを包む発泡スチロールを使っています。兄と犬の散歩に出かけたとき、太陽がちょうど良い位置にあったので撮影しました。かっこよい雰囲気が出せたと思います。
「つかまえた」
大阪の梅田で行われたイベントで撮影しました。玉ボケだけの写真とピントの合っている写真の2点を組み合わせたものです。可愛い雰囲気で気に入っています。
「つながる糸」
恋人同士の手をイルミネーションライトでつなげました。雰囲気が好きです。
「全力笑顔(仮)」
室内で、あえて暗い状態から撮影しました。黄色くおおわれている線や影がはっきり見えるところが良いなと思っています。何よりも、モデルの表情がいいです。
「女の余裕」
京都駅で撮影しました。少し大人びた表情を撮りたかったので、階段の下から、上から目線の雰囲気を出せるように撮りました。表情と髪のかかり具合でうまく表現できました。
「侍魂」
金たわしを使いました。たわしの中に侍を置いて、携帯の光をピンクにして撮影しました。周りのキラキラがうまく撮影できました。
「隣春」
城南宮の梅を撮影しました。しだれ梅の枝1本だけにピントを合わせて撮りました。梅は冬の季語なので、春を迎える手前という意味で「隣春」というタイトルにしました。
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