新型コロナウイルスの影響で休校を余儀なくされた期間が続き、オンライン授業が注目されました。日本では、オンライン授業の学校間格差や導入の遅れが問題視されましたが、世界ではどのように実施されているのでしょうか。マレーシア・クアラルンプールに住む高校3年生・アインさんに、高校生記者のアジザさんがインタビューしました。
Google Meetを利用して授業
―どのような形でオンライン授業が行われましたか?
私たちは、現在もGoogle Meetを使ってオンライン授業を受けています。
最初はZoomを使う予定でしたが、Zoomではうまくいかなかったので、Google Meetを使うことになりました。
毎日、教科は日替わりで2コマ授業があります。1時間目の授業は9時から10時半まで、2時間目は11時から12時半までです。1時間半の授業時間がさらに延びることもあります。宿題はGoogle Classroomを使って提出します。
オンライン授業は気が散りやすい
―オンライン授業は教室で受ける授業とどのような違いがありましたか?
オンライン授業は、困った点が多かったです。
家だと教室よりも気が散りやすく、授業に集中するのにエネルギーがいりました。先生方も画面越しに私たちをコントロールするのが難しく、授業中に他のことをしているクラスメートもいました。教室での授業のように、
進んで発言する人は少なかったです。
―オンライン授業と教室で受ける授業、どちらが学びやすいと思いますか?
オンライン授業が悪いとは思いません。数学では、教室での授業よりも集中できた気がします。ですが、生物や物理などはオンラインでは学びにくいと感じました。それでも今の新型コロナウイルスが流行している状況では、オンライン授業が最善なのではないかと思います。(取材・翻訳 高校生記者・アジザ=3年)