新型コロナウイルスの影響で休校を余儀なくされた期間が続き、オンライン授業が注目されました。日本では、オンライン授業の学校間格差や導入の遅れが問題視されましたが、世界ではどのように実施されているのでしょうか。アラブ首長国連邦・ドバイに住む高校3年生・リームさんに、高校生記者のくりさんがインタビューしました。

通常時からパソコンを活用

―どのような形でオンライン授業が行われましたか?

普段からパソコンを使って授業が行われ、Managebacというシステムを通じてレポート提出を行っていました。自宅でのオンライン学習になっても、同様のシステム上で課題が出されています。Zoomでオンライン授業も実施されています。

オンライン授業で学習(写真はイメージ)

いつも通りの授業、しかし孤独感も

―オンライン授業は教室で受ける授業とどのような違いがありましたか?

オンライン授業でよかった点は、移動時間がなく、その時間を勉強に充てられることです。普段から、ただ先生から説明を受ける授業は少なく、レポート課題が多いため、普段の授業との差をあまり感じません。一方で、先生にすぐ相談することができなかったり、孤独を感じたりすることもあります。

テストに工夫が必要

―オンライン授業と教室で受ける授業、どちらが学びやすいと思いますか?

オンライン授業の方が、時間の活用の仕方を柔軟に決めることができるので、優れていると考えています。しかし、テストではカンニングが行われやすくなるので、もっと工夫が必要だと思います。

(取材・翻訳 高校生記者・くり=3年)