私は新聞を毎日読んだり、ニュースを見たりすることが当たり前の家庭で育ちました。現在、法学部を目指して受験勉強をしている高校生として「日本の政治に対して言いたいこと」を自分なりに提言します。(高校生記者・めがねっ子)

法学部を目指して勉強中

1.分かりやすい言葉を使う

世間を混乱させた新型コロナウイルスを巡る対応を見ても、「クラスター」「ロードマップ」など聞き慣れない言葉がかなり使われました。指針を示すのは政治家や専門家ですが、国民が分からなければ意味がありません。身近な政治の実現には分かりやすい言葉が必要です。

2.党首討論の積極開催を

日本では党首討論を開催できるシステムがおかれています。しかし、積極的に開催されているとは言えません。

政治になじみのない人にとって、党首討論は各党の顔である党首から、その政党の目指すところを見ることができる貴重な機会です。積極的に開催してほしいです。

3.教育への積極投資を

日本の経済規模と比較した教育予算の割合は、先進国で最低クラスです。教育にもっと投資を行えば、学生に快適な学校環境を提供できます。そうすれば、学生も自分たちを支えてくれている政治システムの役割に自然と気づくはずです。

また、選挙や政治に関する教育を積極的に行うために予算を費やすのもいいと思います。

4.やじばかりの国会をやめて

テレビをつけて国会中継が放映されていることがたまにあります。しかし聞こえてくるのはたくさんの議員が互いにやじを飛ばし合っている声……。

これではとても見たいとは思いません。活発に意見を戦わせることは大事ですが言葉を大切にする姿勢を見せることで政治と国民の距離が近くなると思います。

新聞やニュースは毎日見る

5.「断腸の思い」「誠に遺憾」より「なぜそうなったか」を説明

私がニュースを見ていて感じる、政治家がよく使う言葉です。この言葉が使われるときは何かしらよくないことがあったということです。しかし、国民はそこはすでに分かっています。知りたいのは、「なぜそうなったか」ということ。丁寧な説明が信頼につながるはずです。(高校生記者・めがねっ子=3年)