参考書は勉強する上での強い味方。評判を気にして買う受験生も多いようです。高校生記者が「買ってよかった!」「成績UPができた」とおすすめする参考書を紹介します。

何度確認しても「覚えられていない」を改善

イラスト記憶法で脳に刷り込む英単語1880

英語の試験では欠かせない長文問題。何度も何度も確認しながら覚えたはずなのに、いつも単語の意味が「思い出せない!」「忘れた!」……そしてその問題を落としてしまった。そんな悔しい経験はありませんか?

『イラスト記憶法で脳に刷り込む英単語1880』吉野邦昭、永井堂元、佐藤文昭著(あさ出版、1500円=税抜)

私は、学校のテストや模試、英検などでそんな経験をしたことが何度もあります。何回確認しても覚えづらい英単語ってありますよね。そんなときに塾の先生からすすめられたのが『イラスト記憶法で脳に刷り込む英単語1880』(通称『刷り単』)です。

コミカルなイラストで記憶する

記憶には、反復することが最も重要なのだそうです。この本に載っているイラストはとてもコミカルなので、楽しい絵を見ながらイメージしたり、面白いと感じたりすることによって、脳を記憶しやすい状態にすることができます。脳にすんなり刷り込まれ、意味を思い出しやすいと感じます。

私が特に役に立った、面白いなぁと感じた単語の覚え方をいくつか紹介します。

1 prevail(普及する、打ち勝つ) 覚え方…プリティーなベールが世の中に普及している。

2 calamity(災難、大災害) 覚え方…辛味ティー(お茶)を飲んでしまって、とんだ災難だ!

3 extort(ゆする、強要する) 覚え方…「エキスとるぞ〜!」と、ゆすっている。

コミカルなイラストが頭に刻み込まれる

こうした覚え方をするのに時間の余裕がないときは、どうしても覚えられない単語だけ、この方法で覚えるといいと思います。

この本に載っていない単語で、記憶できない単語があったら、この本を参考に自分で考えてみるのもアリだと思います。

受験に必要な英単語で、「ex-」がつくものなどはたくさんあって、意味が混乱してしまいますよね。そんなときにこの本を活用すると、とてもわかりやすくて覚えやすいです。なかなか単語が覚えられないと悩んでいる方、試してみてはいかがでしょうか。(高校生記者・はなとぅぶ=3年)