学んだ知識を定着させるには、問題集を反復して解くことが大事ですよね。高校生記者の美葉さんは、効率的に問題集を解くために6色の付箋を活用しているそうです。具体的にその勉強方法を教えてもらいました。

解ける問題を何度も解くのはNG

いざ「試験勉強を始めよう!」「受験勉強をしよう!」と思い立っても、「試験範囲が広くて全てを満足いくように勉強できない」「やることが多すぎて何から手をつければいいのか分からない」と悩んだことはありませんか? 以前の私がそうでした。

勉強の効率を上げるために考えた結果、付箋を使うことにたどり着きました。

付箋勉強法を取り入れた問題集

まず私が目をつけたのは、「すでに解けるものも何度も解いてしまうこと」です。

試験前に焦って問題集を開いて、一から問題を解いていくと、試験までに全ての問題を網羅する時間がありません。解けない問題だけに付箋を付けて印をすることで効率を上げられます。

問題の理解度を一目でわかるように

問題集に直接ペンで書き込んで、問題に印を付ける人もいると思います。私がそれをしないのは「過去に間違えたものへの理解度が分からない状況」があるからです。

解けたか解けなかったかだけの印をつけるのみだと、間違わずに解けるようになった問題も何回も間違ったけれどようやく解けた問題も、同じ扱いになってしまいます。

そこで解けるようになった問題の印を消してしまうと、「今解けても時が経てば解けなくなってしまうかもしれない状況」になってしまいます。

私は写真のように、6色の付箋のそれぞれに意味付けをすることで、それらの問題を解決しました。「重要事項」「3回間違ったもの」「2回間違ったもの」「1回間違ったもの」「解けるようになったもの」「先生に質問しに行くもの」と分類しています。

役割ごとに6色の付箋を使う

試験前、休日で解き方を変える

試験までに時間がないときは、オレンジの付箋(=3回間違ったもの)が貼られた問題から解いたり、ピンクの付箋が貼られた重要事項を読んだりします。休日など時間のある日は、青の付箋(=解けるようになったもの)が貼られた問題を解いて、以前解けた問題が今も解けるのか確かめます。

この勉強法を続けて効率が上がり、部活を掛け持ちしていながら偏差値もぐっと伸びました。問題集の見た目もカラフルで、友達にほめられたり、以前より勉強のやる気が出るようになったりもしました。

付箋は100円ショップで買えるので、罪悪感なくたくさん使えます。勉強のモチベーションが出ない人、忙しくて時間を割けない人、お金をかけたくない人にぜひ試してほしいです!(高校生記者・美葉=3年)