参考書は勉強する上での強い味方。評判を気にして買う受験生も多いようです。高校生記者が「買ってよかった!」「成績UPができた」とおすすめする参考書を紹介します。

現代文の点が取れるようになる

基礎からのジャンプアップノート 現代文読解・書き込みドリル

国語は好きなのに、現代文のテストではなかなか点が取れない……。そもそもどうやって現代文の問題を解くのかという基礎が身についていないのでは? そんなとき、この参考書を見つけました。

『基礎からのジャンプアップノート 現代文読解・書き込みドリル』梅澤眞由起著(旺文社、740円=税抜)

この参考書は、「地固め編」と「実践編」で構成されています。地固め編で現代文を読み解く基礎を築き、実践編で力を試すことができるよう入試問題が載っています。

この参考書の特徴は次の2つです。

本文の詳しい解説が使える

1つ目は、解説がとても詳しいところです。

多くの参考書では、設問の解答・解説から始まると思います。しかしこの参考書は、設問の解説に入る前に本文の解説をしっかりして、本文内容を理解してから設問の解説をしてくれます。問題を解く上での鉄則、評論文や小説の読み方・解き方、語句なども載っていて、とてもボリュームがあります。

私は、詳しい解説を読み込んだあと、自分が先生になったつもりで各設問を自分の言葉で解説していきます。この方法により、どうしてこの選択肢はだめなのか、などを自分で判断する力をつけることができます。

問題を解きっぱなしで終わらせない

2つ目は、復習ができるところです。

みなさんは、現代文の問題を解きっぱなしにして終わっていませんか? 「実践編」では、本文の下段に空欄付きの要約文があります。私は、本文の問題を解いた次の日に、この空欄補充の問題で復習をするようにしています。

翌日に復習をすることで、読んだ本文を簡単に整理し、より内容理解を深めることにつながります。語句の意味を問う確認問題もあるので、語彙力も身につきます。

空欄付きの要約文で復習ができる

「1冊で現代文読解の基礎も学びたいし、演習もしっかりしたい!」という声に応えた参考書です。現代文を得点源にする第一歩に、ぜひ活用してみて下さい。(高校生記者・Emma=2年)