どんな準備をすれば、憧れの大学に入学することができるのでしょうか。公募生推薦入試で国際教養大学国際教養学部に合格したきぐまさん(大学1年)に、どんな受験体験をしたのか教えてもらいました。

塾や家庭教師に頼らずに受験準備

現在、コロナウイルス流行の影響で学校が休校になってしまい、家でどのように過ごせばいいのか不安に思っている人も多いと思います。特に、AO・推薦入試を受けようと思っている人は、「準備も始めたいのに……」と思っているのではないでしょうか。実は私は受験生のとき、塾や家庭教師を使わず、家で勉強をしていました。そこで、今回は私が高3のときに家でどんな勉強をしていたのか、推薦入試に向けてどんな対策をしたのか、お伝えします!

志望校を決めるため本を読み漁った(写真はイメージ)

志望校を決めるため本を読み漁った

まずは、高3の時、どんなスケジュールで勉強していたかについてお話します。高3になったとき、私はどこかの推薦入試を受けるつもりだったものの、どこを受けようかはふわふわとした考えしかもっていませんでした。また、4月から夏休みまでは課外活動も続けていたため、その期間の勉強はほとんど定期テストの対策だけでした。夏休みにはどこの推薦入試を受けるにしろ自分の土台ができていないとだめだと考え、志望校を決める参考にもするため、本を読み漁っていました。

9月に入り、本格的に推薦入試が始まりつつある中、やっと志望校を決めた私は9月後半から、10月前半に志望校の推薦入試に向けた勉強を始めました。私の志望校の推薦入試は英語の小論文、英語と日本語の面接だったため、英語を使う勉強を主に行っていました。そして、11月に入試を迎え、12月に入ってすぐ、合格をいただきました。

推薦入試の準備をしたノート

自分で問題を作り苦手なジャンルを探した

続いて、家でできるおすすめ推薦入試対策について、お話します! 家で行うにあたって、まず直面した問題は、過去問がないということです。小論文にしても面接にしても、知り合いもつてもなかった私はまずはインターネットで集められる限りの情報を集め、何となくの傾向をつかみました。私の場合は、小論文は大体300語程度で、出題ジャンルはなんでもありといった情報を得ました。面接についてはいくつか過去の入試における質問をウェブサイトで見つけました。

インターネットで集めた情報をもとに、自分で問題を作りました。例えば、小論文の場合はとにかくジャンルがなんでもあるので、TED Talksなどの無料のプレゼンテーション番組を一日一本以上見たり、新聞を読んだりして、突かれそうだけど突かれたら痛いなというジャンルを探します。そして、そのジャンルの問いを作り、時間を測って小論文を書きます。面接も同様です。私の場合は作ったすべての問いについて英語と日本語の回答を作っていました。また、面接練習は鏡の前で自ら面接官と受験生の一人二役やっていました。このようにすると、自分だけで完全在宅推薦入試対策ができます! ぜひ、試してみてください。