みなさんは英語が得意ですか? 苦手という人の中には英語と聞いただけで拒否感や嫌悪感を持つ高校生もいると思います。高校生記者のるんるんさんが、英語が苦手と感じてしまう原因とその解決法を考えました。

英語に拒否感を感じる理由は…?

今年の2月、私は学校の語学研修でフィリピンのセブに行きました。

フィリピンのお菓子のパッケージ

現地講師の方とのマンツーマンレッスンに加え、お菓子のパッケージやレシートなど、日常生活で使われているものを通しても、英語に触れることができました。しかし、日本を発つ前はこの語学研修に対し、「『何でも英語』って聞くだけで嫌になるんだけど…」と話す同級生も少なくありませんでした。

英語の存在を苦としてしまう原因。これは、座学で学ぶことと日常生活を切り離して考えていることにあるのではないかと私は思います。

日常生活と英語を結び付けよう

「英語」と聞けば、ほとんどの生徒が、学校で教科書や単語帳を使って学習するものをイメージするでしょう。そしてそれはたびたび点数化され、評価されます。さらに高校では、学習内容が高度になり、アカデミックな英語を学ぶことも増えていきます。

このような、学校での学習で扱う知識と、私たちが日常で使う言葉のギャップの大きさが、英語を苦しみの種とする意識、ひいては英語学習におけるモチベーションの低下につながっているのではないでしょうか。

だからこそ、私は、日常にあるものから学び、知識を吸収することが大切だと考えます。例えば洋服に書かれた英文を見て、「あなたに会う幸せな機会に感謝」って書いてあるのか…、と訳してみたり、洋楽の歌詞にある知らない単語を調べてみたり。

机に向かわなくても学べることがある

私は中学生のとき、吹奏楽部に所属していたのですが、曲名や楽語を通して「lively(生き生きと)」などの言葉を覚えていました。机に向かわなくとも、学習し、知識を身につけることは可能なのです。意外とこのようにして覚えたことのほうが、思い出しやすい場合もあります。

今回は英語を例に挙げましたが、同じことは別の教科でも応用できると思います。(高校生記者・るんるん=1年)

洋服に書かれた英文からも知識を吸収できる