高校生記者のZIGGYさんは、洋楽が大好き。洋楽を歌って英語力をつける方法を紹介してもらいました。

洋楽だと英語の勉強が苦痛にならない

皆さんの中には「(英語の勉強の)息抜きをするなら映画やニュースを英語で見たり聞いたりするといい」と学校の先生に言われた人もいるのではないでしょうか。しかし、私のように会話表現や早口についていけず、息抜きどころか苦痛になってしまう人も少なくないと思います。

そこで私は「楽しめて、かつちょこっと英語の勉強になる」方法として、洋楽を聞くことをおすすめします。

ZIGGYさんの洋楽コレクション

発音や話し方を褒められた

私は洋楽が好きで、よく車の中で熱唱したり、歌詞を和訳したりしています。歌手の発音をまねして歌うことは最初難しいですが、慣れてくると英語のリズム感も備わってきて、発音やイントネーションの練習になります。私がALTの先生に発音や話し方を褒められるのも、このおかげだと思っています。

しかし洋楽は、メロディーだけでなくぜひ歌詞にも注目してほしいです。例えば、私の好きなDavid Bowieの「Don’t Look Down」という曲にこんな歌詞がありました。

I went this morning to the cemetery 

To see old Rudy Valentino buried

意味が気になり辞書で調べてみると、「cemetery」は「墓」で、類義語は「grave」「tomb」。「buried」は「埋葬された」という意味だとわかりました。

以来この曲を聴くとそのページを自然と思い出し、類義語まで覚えることができました。ただ書かれたものを読む以上に「この単語はあの歌手の、あの曲に出てきた」と印象に残り、記憶されやすいのだと思います。

英単語帳に載っている単語は、意外と多く洋楽に登場していますよ。

有名なポップスから始めてみて

初めは、意味がわかりやすく有名な曲も多いポップスを聞いてみてはいかがですか。最近ではBillie EilishやRina Sawayama、Emma Wahlinといった私たちと同世代の歌手も多く、刺激を受けられると思います。

王道のMichael JacksonやLady Gagaなども盛り上がります。

楽しみながら英語の勉強になる(写真はイメージ)

私のおすすめの曲は、洋楽初心者ならMichael JacksonのRemember the Time(ほぼ中学英語でMVがきれいです)。慣れてきたらPale WavesのThe Tide(ボーカルが美しく歌詞は短いです)やOasisのD’You Know What I Mean?(ほどよく難単語があります)です。

大切なのは楽しむことだと思います。まずは気負わず、休憩時間などに気になった曲を聞いてみてください。それだけでも「ちょこっと」、またはそれ以上に勉強の助けになるかもしれません。(高校生記者・ZIGGY=3年)