参考書は勉強する上での強い味方。評判を気にして買う受験生も多いようです。高校生記者 が「買ってよかった!」「成績 UP ができた」とおすすめする参考書を紹介します。

現代文読解を得意にする

ことばはちからダ! 現代文キーワード-入試現代文最重要キ-ワ-ド20 

「本質」と「現象」。「概念」と「観念」。意味が何となくわかっているようでも、いざ「説明して」と言われると、ちょっと言葉に詰まってしまう……。そんな現代文読解に必須の重要単語をとことん掘り下げて解説してくれる参考書です。

ことばはちからダ! 現代文キーワード-入試現代文最重要キ-ワ-ド20(河合出版、820円)

この本はいわゆる「単語帳」とは少し違います。4章構成になっていて、どちらかといえば「読み物」に近いです。

第1章で取り扱うのは、基礎的な読解語。冒頭に述べたような、本質と現象、概念と観念などの単語を、時には1語に4ページも割きながらていねいに解説します。

第2章はテーマ語。実際の長文を引用しながら「近代」「身体」などの頻出テーマに関する語句を紹介します。

第3章と第4章は重要語。アンビヴァレンス、ファジィなどの、入試で差がつくような難解な語句を解説します。

気軽に小説感覚で読める

私はこの参考書を小説のような感覚で読んでいます。手に取るのは日頃の勉強に疲れたときや、机に向かうやる気がなかなか起こらないとき。気楽に読めるため、勉強の合間の時間を有効活用するのにはぴったりです。15分程読むと頭もリフレッシュされ、再び集中して勉強に取り組めるようになります。

読めば現代文で差がつく

当たり前にそこにあるものとして、今まで特に注意を向けていなかった「言葉」の数々。それら一つ一つと改めて真正面から向き合ったことによって、同じ論述文を読んだときでも以前とは比べ物にならないぐらい圧倒的に深く、濃密な理解を得ることができるようになったと思います。よめば皆さんの世界が広がることでしょう! (高校生記者・ささみ=2年)