4月に高校2年生になったばかりの三吉彩花さんは、女優業のため親元を離れて寮生活を送る。5月公開の初主演映画「旅立ちの島唄~十五の春~」は、親子をテーマにした物語。自身とヒロインの出来事が偶然重なり、一生忘れられない作品となった。(文・中田宗孝、写真・平野真弓)
「旅立ちの島唄」では、高校のない島で育った15歳の優奈を演じた。作品では、両親のことで悩む優奈の複雑な感情が描かれる。撮影は高校1年生の時に行われた。「優奈は高校生になる時に、島を出ないといけない。実は私も高校進学と同時に実家を出て寮生活を始めたので、優奈に感情移入できました。やっぱり親元を離れるときは、ちょっぴり寂しいなと感じましたからね」
劇中では沖縄の伝統楽器「三線」や「島唄」に挑戦。「本番で上手に弾きながら歌えるのかなと、とてもプレッシャーでしたが猛練習の成果が出せました」
大役を演じ切って「いつもそばに家族や友達がいてくれることの大切さに気がつきました。作品を見た方にも、家族や友達との絆を再確認してもらえたらうれしいです」
高校生活で頑張っているのは語学だ。「K―POPが好きなので韓国語、そして英語の勉強を頑張っていきたいです!」