新型コロナウイルス感染拡大防止のため、全国を対象に非常事態宣言が出されています。外出を自粛し家で過ごす時間が増えるなかで、高校生たちはどのような思いでいるのでしょうか。高校生として同世代の行動について感じていること、テレビや新聞での報道への意見を聞きました。
まだ外出している人が多いかも 周りのことを考えて行動しよう
外出自粛が強く呼び掛けられていますが、まだ外出をしている人が多いように感じているという声が聞かれました。家にいる時間が長くなりストレスが溜まってきている人も多いですが、もう少し我慢……! 周りにいる人のことも考えて行動することが大切ですね。
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何のため、誰のための外出自粛なのか考えてほしい
さらなる感染拡大を防ぐために、不要不急の外出の自粛が呼び掛けられています。しかし、私がテレビのニュースで見るのは、老若男女問わず街へ繰り出すたくさんの人々です。何のための、誰のための外出自粛か、考えられる人がもっと増えてほしいと思います。(りぃ=2年)
周りの人のことを考えて行動しよう
私はコロナウイルスの中でも出回る若者について本当に恥ずかしいと思います。周りにも、今日くらい……と出掛けている友人を見かけると本当に不安です。学校が始まったとき、自分は外出を控えていたのに身勝手に外出した人によって感染したらと不安です。こんなときだからこそ、周りの人のことを考えて行動できるようになることを願っています。(mayuyun=3年)
外出している人がまだ多いように感じる
私は神奈川県に住んでいますが、犬の散歩などで外出すると、いまだに外に人が多いと感じました。海外のようにより厳しい規制も検討すべきだったのではないかと思いました。(AM=3年)
若者への当たりが強くて肩身が狭い……
若者の外出が多いと感じている人もいる一方で、「周りに遊んでいる人はいないのに……」と感じている高校生からの意見も寄せられました。世代を問わず、みんなで危機感を持って過ごしたいですね。
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若者への風当たりが強いと感じる 活躍も取り上げてほしい
ニュースを見ていて、若者への風当たりが強いなあと日に日に感じます。休校中だからといって遊んでいる人は私の周りにはいません。それどころか、若者の動きによって社会は良い方向に進んでいると思います。例えば、私の住む県では、高校生の呼び掛けにより休校が決定したのです。ニュースでは、非難だけするのではなく、高校生の活躍も取り上げてほしいなと思います。(りんご=3年)
若い世代の感染者増加が心配
このような自粛生活が始まっている中で、高齢者よりも若い世代の感染者が増加していることが気になります。海外でロックダウンを経験したことがあるのですが、それに比べると日本の規制は緩いです。しかし、パニックを避けるためには、完全なロックダウンをしないという政府の判断は良いと思います。(ふぬ=2年)
みんなで危機感を持って行動することが大切
感染をこれ以上広めないようにするため、外出せずに家にいることがとても大切です。若者も大人も、危機感を持って行動をすることを心掛けて、みんなで頑張りましょう!
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自分がどのように行動するかが大切
新型コロナウイルスについてさまざまな報道がされていますが、まずは自分の命そして他人の命を守るために外出を控えてほしいです。日本では海外のロックダウンのような強制力がないため自分自身どのように行動するかがとても大切だと思います。見えない敵に世界全体で戦わなくてはならない今こそ、みんなで頑張りましょう!(あゆぴっぴ=3年)
家にいることを心掛けよう
毎日ニュースでコロナの報道を見ていると、日に日に感染者数は増加し、状況は深刻になっています。感染拡大を食い止めるためにも、なるべく家にいること、そして外出した後はきちんと手洗いをすることを心掛けていきましょう!(あっかー=1年)
若者も大人も全員で闘いたい
絶え間ない報道や緊急事態宣言の発令、私たちにとって身近な芸能人の方々の外出自粛を呼びかける発信などを多く目にするうちに、外出している人をSNSで見かけることがかなり減ってきたと感じています。ですが、数日耐えれば収まる話ではありません。このまま気を抜くことなく、若者も大人も全員でコロナウイルスと闘っていきたいです。(かーびぃ=3年)
危機感を持って生活することが大切
日本のウイルス対策はかなり有効であり、尽力していると思います。日本は他国ほど柔軟に法律を変えることができず、全てにおいて「要請」止まりになってしまいます。意味もなく批判をするよりは、まず自分が感染しないようにすること、そして「誰かに感染させてしまうかもしれない」という危機感を持って生活することが何より大切だと思います。(もつ=3年)
アメリカ留学中の高校生が目にしたコロナウイルスの影響
アメリカに留学をしている高校生から、現地のコロナウイルスの影響について情報が寄せられました。
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フロリダ留学中の高校生 買い占めを目の当たりにした
私は今アメリカ・フロリダ州に留学中です。
中国や韓国や日本、クルーズ船で話題だったときは、そこまでアメリカでは話題ではなくて、ニュースでちらっと報道されるぐらいでした。日本の小中高が休校を決めた辺りから、アメリカでも少しずつ感染者が増えてきて、現地校でも、4月いっぱい休校が決まっていますが、オンライン授業が始まっています。万一の場合に備えて、食料品や日用品の買い占めが起きており、一部の物資が品薄になっています。
国や文化にかかわらず、消毒液やトイレ紙がないと不安になり、多くの人が買い占めをする。世界のどこにいても人間の考えることは同じなんだ……ということを目の当たりにしました。
日本と違うところは、銃の売り上げも増えているところです。実際に、銃のお店に行ったわけではないですが、ニュースでは、銃の収益が300%以上増加した、と報道されていました。「自分の身は自分で守る」という考え方が基にあるそうです。
不安もありますが、短期間で明るい兆しが見えてくることもゼロではないので、日々できる最善のことをしていきたいです。新型コロナウイルス感染拡大が1日でも早く収束することを心より願っています。(りんか=3年)