新型コロナウイルスが世界的に流行し、日本ではほとんどの学校で休校になり、部活の大会が中止になるなど、高校生活にも大きな影響が広がりました。世界の同世代は、どんな生活を送っているのでしょうか? 高校生記者の木花咲耶さんにメキシコ人の中学生(James Argomedo君、中学3年)にメキシコの様子をインタビューしてもらいました。
握手、ハグやキスの習慣はNGに
――どのような報道がされていますか?
政府が警報を出したことや、国内の感染者情報について報道されています。

また、ラテンアメリカでは挨拶で握手、ハグやキスをする習慣があり、新型コロナの感染拡大防止のためにそのような行動は避けるようにと注意喚起がされています。
――学校の先生や親から新型コロナに対して、何か話はありましたか?
物理の先生が、授業で新型コロナウイルスの免疫系の説明をしていました。
3月初旬時点では、感染者が少ないので影響は全くないと考えていました。当時の僕たちからすると遠い問題なので、インターネットミーム(SNSで主に使われるネタ)を作っておもしろがっている人が多かったのです。
ですが、今は日本と同じように休校状態になっています。
――生活をする上で、気を付けていることはありますか?
近所に感染者が確認されたら手洗いとうがいはしようと思います。念のため常に手の消毒液は持ち歩いています。

休校で外出するのは「愚か」
――日本の新型コロナの流行についてどんな反応がされていますか?
はじめは遠いアジアだけの問題だと思っていたので注目はしていませんでした。ですが、最近になってメディアが新型コロナの報道をよくしているので気にするようになりました。
――日本の学生は休校になってしまいました。どう思いますか?
日本の高校生にとって残念なことかもしれませんが、休校になってよかったと思います。
その反面、休校になった途端に若者たちが外出をするようになったと聞きました。せっかく感染拡大対策として良い方法だったのに、愚かに実行されたなと思います。(高校生記者・木花咲耶=2年、3月中旬に取材)