自宅で簡単にできるヨガを、ヨガインストラクターの福島麻衣さんに教えてもらった。
体の筋肉を緩めて心もほぐす
今回紹介する「柔軟性を高めるポーズ」は、体の筋肉を緩めて伸縮し、同時に心もほぐして解放します。
体は、柔軟性が高いと肩や腰がこりにくくなり、疲れやすい体質が改善されます。運動部の人は怪我を予防でき、より高水準のトレーニングを可能にするだけでなく、普段使わない筋肉を使うことで全身のバランスが整います。
心の面では、リラックス効果が働き、ストレス解消にもなるでしょう。
ヨガは、内臓に負担が掛かる食後2時間以外は、いつ行っても構いません。こまめに行うと、それだけ効果が期待できます。体を柔らかくしたい場合は、体が温まっている入浴後がベストです。
同じ姿勢でいると体は硬くなるため、授業の合間に行うのも気分をリフレッシュさせてくれるはずです。 (構成・小野哲史)
ハイランジ→戦士のポーズ2
股関節や肩甲骨周辺の柔軟性が高まります。体幹や下半身の筋肉を強化し、全身の引き締めや血行促進の効果も期待できます。
手順1
リラックスして真っすぐ立つ。
手順2
左足を大きく一歩後方に引き、両手を右脚の太ももに乗せる。
股関節が前後に開いていることを感じながら、ゆっくり腰を落とす。
手順3
バンザイをするように両手を高く上げ、さらに上体を後ろに反らせる。
手順4
上半身を左側にひねり、顔を前に向ける。同時に右手を前に、左手を後ろに床と水平に伸ばして静止する。逆側の手足でも同様に行う。
福島麻衣さん(ヨガインストラクター)
ふくしま・まい オンフルールヨガカレッジ銀座本校でヨガを教えている。全日本ヨガ協会所属。