自宅で簡単にできるヨガを、ヨガインストラクターの福島麻衣さんに教えてもらった。
肩や首、目の疲れが取れる
今回は「勉強疲れに効くポーズ」を紹介します。
勉強やスマホの利用などで前傾姿勢の時間が長くなった時、負担の掛かりやすい肩や首、目の疲れを取ってくれる効果が期待できます。
ヨガは、好きな音楽やいい香りがある中で行うと、効果が高まる場合があります。脳は左右に分かれており、考え事や勉強の言語や計算といった論理的思考は主に左脳がつかさどります。
心地よい音楽や香りによって右脳を刺激することで、疲れた左脳が癒やされて
いくというわけです。
体を動きやすくする目的ならアップテンポの音楽でも構いませんが、脳をリラックスさせたいなら波の音や水辺のせせらぎ、鳥のさえずりのような自然音を聞くのがオススメです。(構成・小野哲史)
うさぎのポーズ
頭頂部にあるツボ「百会」を刺激し、頭をスッキリさせて目の疲れを癒しましょう。頭
痛や肩こりを緩和し、不眠症も改善します。
手順1
正座の姿勢から上体を前に倒し、額と前腕を床に着ける。 ↓
手順2
両手を手前に引き、肩の真下あたりに持ってくる。
手順3
ゆっくりと息を吐きながら頭頂部を床に着けて、お尻を持ち上げる。膝を一歩後ろに
引き、お尻の下に膝を置くと安定する。
手順4
両手を床から離し、背中側で組んでゆっくりと天井方向に伸ばす。
※首に痛みがある、三半規管が弱い、目に異常がある、貧血気味という人は行わないこと
起き上がる前に
頭頂のほうにいった血流が元に戻るよう、重ねた拳の上に額を載せて休ませる。
福島麻衣さん(ヨガインストラクター)
ふくしま・まい オンフルールヨガカレッジ銀座本校でヨガを教えている。全日本ヨガ協会所属。