高校生世代にとっても気になる風邪の治し方について、感染症・呼吸器内科が専門の医師・川名明彦先生に聞いた。(野口涼)
Q. 風邪をひいて熱があります。解熱剤は飲んでよいですか?
A.高熱のときは必要に応じて飲んでOK
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「風邪で熱があっても、解熱剤は飲まないほうがいい」とよく言われます。理由は、熱が37〜38度に上がると、白血球やリンパ球といった「細菌をやっつけてくれる細胞」が活性化するからです。
ただし高熱のままでいると、体力が消耗されてしまいます。さらには食欲不振など、複数のデメリットもあります。細胞を活性化させて風邪を治そうと高熱のまま無理に我慢し続けるのではなく、必要に応じて解熱剤を使っていいでしょう。解熱剤にアレルギーがある人は医師に相談してください。
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川名明彦先生
かわな・あきひこ 防衛医科大学校病院感染症・呼吸器内科診療部長。防衛医科大学校内科学講座(感染症・呼吸器)教授。医学博士