高校生最後の年のゴールデンウィークを有意義な時間にしたい。その思いで、高校生3人で一緒に中高生向けのイベント「Let's cooking!」を開催した。
ミルクレープとチョコプリンを教えた
2人には、春に参加したボランティアで出会った。イベントチームの名前は【チームゆーす】だ。みんなこうした企画をするのは初めてだ。
大人に助けてもらいながら、学校が終わったあと集まり、企画を一から考えた。3人の長所を上手くいかせるような企画にし、「料理を通して国際交流ができる」をテーマにした。当日は、留学生を含め15人ほど集まってくれた。ミルクレープとチョコプリンを3チームにわけて調理をし、冷やしている間に英語のレクをした。スタッフを含め参加者たちは笑顔で料理をし、交流を楽しんでくれた。
緊張してミスするも参加者の言葉が励みに
今回、私は教える側として初めてキッチンにたった。普段からあがり症で、緊張しがちなことは自覚していたが、当日はあまりにも緊張していて、計量ミスをしたり、うまく料理の手順を参加者のみんなに伝えることができなかったりした。自分の不甲斐なさを改めて感じた。
しかし、その後言われた言葉に私は救われた。試食中、参加者のひとりの女の子が「楽しかった!こういう会を開いてくれてありがとう!」と私に声をかけてくれた。
イベントが終わったあと【チームゆーす】のメンバーに「みんな笑顔だったし楽しかったから成功だよ」と言われた。上手くできなかったことにとてもショックを受けていたので、このふたりの言葉のおかげで少し安心することができた。今も思い出すと涙が出る。
イベントを通して一歩成長できた
今回のイベントで自分の反省すべき点をみつけることもできた。また、【チームゆーす】の2人と協力してくださった大人の方のおかげで成功した。そしてなにより、参加してくださった方たちがいたからこそ成り立ったイベントだったと思う。反省点は次からのイベントにいかしていこうと思う。そして今、よりよいイベントを開催できるよう次の企画も【チームゆーす】で考えているところだ。(ぷれっつぇる。・3年)