「怒りの反省」

杠(ゆずりは)沙喜さん(大阪・住吉高校2年)
(第43回全国高校総合文化祭 2019さが総文 推薦作品)

――何を描いたの?

中学生のときのある日、家族とご飯を食べるのがどうしても我慢できなくて、その感情が爆発してしまい、気付いたらご飯をひっくり返したことがありました。その瞬間、はっとなって「自分はいったい何をしてしまったんだろう」と反省しているところを描いています。おかずや米粒、畳の目の一本一本克明に描くのが大変でした。

――良い作品を作るコツは?

たとえば絵を描くなら、その対象物や色彩・構図・技法にとことんこだわって執着することです。良いか悪いかは別として執着心を抱きながら制作すると、作品から作者のこだわりがあふれ出ることが見てとれます。