農学部、工学部、理学部で「材料」について研究ができるらしいけれど、何が違うの? 東京大学農学部の堤伸浩教授と岩田忠久教授に教えてもらった。(安永美穂)

Q.生物材料科学と材料工学、材料化学…何が違うの?

A.「ゼロから生み出すか」、「自然界にあるものを改良していくか」という点が異なる。

 

材料について、工学部や理学部では学べる「材料工学」や「材料化学」が学べます。工学や化学の基礎研究に基づき、「何もないところから新しい材料を生み出していく」のが特徴です。これに対して、農学部で学べる「生物材料科学(生物素材化学)」では、自然界に既に存在しているものを少しずつ改良しながら、人々の生活に役立つものを生み出す研究をしていくという違いがあります。

(写真右)堤伸浩教授(東京大学大学院農学生命科学研究科長・農学部長)

つつみ・のぶひろ 生産・環境生物学専攻 植物分子遺伝学研究室教授。博士(農学)。専門は植物分子遺伝育種学。

(写真左)岩田忠久教授(東京大学大学院農学生命科学研究科教授・総長補佐・国際交流室長)

いわた・ただひさ 生物材料科学専攻 高分子材料学研究室教授。博士(農学)。専門は生分解性バイオプラスチック。