ながせ・れん 1999年1月23日生まれ。東京都出身。18年にKing & Princeの一員としてCDデビュー。同グループは、映画「うちの執事が言うことには」(5月17日公開)の主題歌「君に ありがとう」を担当。現在 日本テレビ系ドラマ「俺のスカート、どこ行った?」に出演中。6月19日に1stアルバム「King & Prince」がリリース。
ヘアメーク:KAZUOM(I メーキャップルーム) スタイリスト:横田勝広(YKP)

アイドルグループ「King & Prince」のメンバーとして活躍する永瀬廉さん。関西弁を交えた話し好きな一面も魅力だ。大学合格を目標に、受験勉強に励んだ高校時代。芸能活動と両立する多忙な日々を支えたのは、先輩からの激励だった。目標に向かってひたむきに努力した日々を振り返った。(文・中田宗孝、撮影・玉井幹郎)

先輩の激励が両立支えた

学業と芸能活動の両立で目まぐるしい高校時代を過ごした永瀬さん。「一番頑張ったのは受験勉強」と振り返るように、高校卒業後は大学進学を決意。「芸能界とはまた違った出会いや刺激が大学にあると思ったんです。人間的にも成長できる場所になればいいなとも思っていました」 

移動中の隙間時間を使い、参考書の内容を頭にたたき込んだり、学校からの課題を解いたりした。勉強のモチベーションが下がった時は、親や同じ芸能事務所の先輩で、大学卒業を果たした中島健人さん(Sexy Zone)からの激励を思い出した。「親身に応援してくれた方々のためにも、絶対に落ちられないと意気込みました」

小さい成功体験を得よう

地道な努力が実を結び、大学に合格。同年代の友人から刺激を受ける学生生活を過ごしているという。「勉強に励みながら、アルバイトやサークル活動に打ち込む友人たちの話は、とっても面白いんですよ」

現役高校生には、自らの体験から「自信になるものを一つ得て」と、エールを送る。「内向的だった性格が大きく変わったのは、芸能活動で自信を得たからなんです。今はちょっとおしゃべりすぎなくらい(笑)」。自信を得るには、「誰もが認める大きな成果でなくていい」と話す。「自分なりの小さな成功体験でかまわない。それで得た自信が、明るさや前向きな気持ちを持つことにつながるから」

撮影ねぎらわれ涙

映画「うちの執事が言うことには」で、「いつかは挑戦してみたかった」と語る、初の主演に挑んだ。御曹司の役柄は、自身の性格との共通点を見つけて役作りした。「少しわがままで不器用なところは役と自分が重なる。そこを広げて役になりきった」

すべての撮影を終え、同作で共演したKing & Princeの神宮寺勇太さんからねぎらいの言葉をかけられ、感情が一気に込みあげた。「自分の撮影がないのに駆けつけてくれたジン(神宮寺)を見た瞬間ポロリと……。本当は来てくれるつもりだったけど仕事の都合で来られなかった(清原)翔くんからも『本当にお疲れさま!』と電話をもらって。ほんまにうれしかったですね」

Q&A お世話するなら岸君

――1日だけ高校生に戻れるなら何をしたい?

文化祭に一度も参加できなかったので、文化祭を満喫したい。あと、先生に怒られたいですね。中学生の頃、担任の先生にめちゃめちゃ怒られてたんですが、それをきっかけに今でも交流が続いているんです。

――もし自分が執事だったらKing & Princeのメンバーの誰のお世話をしたい?

どのメンバーでもいやや~! ……強いて挙げるなら岸(優太)君の執事かなぁ。何も頼んでこなそうで楽そう。岸君に「今日。体調が悪い」と伝えたら「俺一人でできるよ。休んでて」なんて言ってくれそう。でも基本、イヤです(笑)。

「うちの執事が言うことには」

18歳で名門・烏丸家の27代当主になった烏丸花穎(永瀬廉)。英国留学から戻ってみると幼い頃から慣れ親しんだ老執事・鳳ではなく、新米執事の衣更月蒼馬(清原翔)がいた。不本意ながら主従関係を結んだ衣更月とともに名家に降りかかる陰謀の謎を解き明かす。配給:東映。5月17日から全国公開
©2019「うちの執事が言うことには」製作委員会