文部科学省は2月20日、国立大学の2019年度一般入試前期日程で、センター試験の点数による第1段階選抜(いわゆる門前払い)を20大学で実施したことを明らかにした。
第1段階選抜は、各大学が学部ごとに予告した倍率を超えた場合などに、センター試験の点数により2次試験(個別試験)の受験者を絞り込むこと。採点時間に限りがあることなどを理由に一部の国立大学が実施しており、受験生の間では「門前払い」「足切り」なとども呼ばれる。
文科省のまとめによると、国立大の19年度入試前期日程では44大学(118学部)が志願者数によっては第1段階選抜を実施することを予告していたが、実際には20大学(37学部)が実施した。第1段階選抜で不合格となり、2次試験を受験できなかった受験生は2265人だった。国立大学の志願者全体の0.7%にあたる。国立大の中で第1段階選抜の不合格者が最も多かったのは東京大学(813人)。一橋大学(172人)が続いた。
19年度一般入試前期日程で第1段階選抜を実施した国立大学は次の通り。
弘前大学
東北大学
筑波大学
群馬大学
千葉大学
東京大学
東京医科歯科大学
一橋大学
新潟大学
信州大学
浜松医科大学
京都大学
大阪大学
神戸大学
徳島大学
長崎大学
熊本大学
大分大学
宮崎大学
琉球大学