文部科学省は2月20日、国公立大学の2019年度一般入試の確定志願者数をまとめた。国立大学では、志願者数が最も多かったのは千葉大学だった。(記事末尾に志願者数6000人以上の国立大学の一覧)
千葉大学の志願者は1万611人(前期日程6275人、後期日程4336人)。2016年度入試から4年連続で、志願者数が国立大学の中で最も多かった。北海道大学の1万341人(前期5843人、後期4498人)、神戸大学の9959人(前期5933人、後期4026人)、東京大学の9483人(前期のみ)が続いた。
千葉大学は、募集人数(2086人)が国立大学の中でも有数の多さであり、関東の高校生を中心に人気が高い。一方で、15年度に最も志願者が多かった東京大学のほか、大阪大学や京都大学が推薦・AO入試の導入に伴い後期日程入試を取りやめたり、縮小したりしたことで志願者を減らしたことも影響しているとみられる。
学部生を受け入れている82の国立大学全体では、7万8366人(前期6万4031人、後期1万4335人)を募集したのに対し、33万153人(前期19万4525人、後期13万5628人)が志願。志願倍率は4.2倍(前期3.0倍、後期9.5倍)だった。
2019年度一般入試の志願者数が多かった国立大学
※大学名、志願者数、志願倍率。志願者数6,000人以上の大学を掲載。後期日程入試を実施している大学は前期と後期の合計。
千葉大学 10,611人 5.1倍
北海道大学 10,341人 4.2倍
神戸大学 9,959人 4.3倍
東京大学 9,483人 3.2倍
富山大学 8,437人 5.9倍
京都大学 8,025人 3.0倍
横浜国立大学 8,016人 5.9倍
九州大学 7,584人 3.2倍
大阪大学 7,536人 2.6倍
信州大学 7,418人 4.4倍
広島大学 7,284人 3.6倍
山口大学 7,152人 4.7倍
静岡大学 7,003人 4.6倍
筑波大学 6,584人 4.5倍
茨城大学 6,439人 4.9倍
岐阜大学 6,329人 6.1倍
東北大学 6,252人 3.5倍
埼玉大学 6,196人 4.5倍