九州大学の2019年度一般入試は全12学部で2064人を募集する。出願締め切り日(2月6日)の午後5時時点で前期日程入試は昨年とほぼ同じ5239人が志願している。志願倍率は2.5倍。
九州大は18年度に約50年ぶりの新学部として共創学部を新設した。文系・理系の枠を超えて環境問題や宗教・民族対立といった地球規模の問題に取り組む人材を育てる。英語教育や留学に力を入れるほか、チームで学ぶ学習も特徴だ。定員105人のうち前期日程入試では65人を募集し、昨年を若干上回る210人が志願した。志願倍率は3.2倍。一般入試でも志願理由書の提出を課しているのが特徴だ。
他学部で、昨年より前期日程の倍率が上がったのは教育学部(3.4倍)、理学部(2.7倍)、歯学部(4.0倍)、農学部(2.4倍)など。倍率が下がったのは法学部(2.1倍)、医学部(2.8倍)、薬学部(2.1倍)などだった。