高校生が地元食材を使ったオリジナルレシピを開発し、調理やプレゼンテーションで競う「ご当地!絶品うまいもん甲子園」(農林水産省などが主催)。準優勝3校のうちの1校に、桐蔭学園高校(神奈川)が選ばれた。(文・写真 田崎陸)

このうち、桐蔭学園高校のメンバーは、調理系や農業系の学科・部活に所属しない異色の存在だ。鈴木華子さん(1年)が、料理好きの柴崎怜奈さん(1年)、渡久山栞さん(1年)を集めたという。普段はそれぞれ和太鼓部、弦楽部、合唱部で活動している。その合間を縫って、朝や昼休みに料理の開発・練習をした。

桐蔭学園高校のメンバー3人

披露した料理の名前は『神奈川の幸(さち)凝縮焼売(シュウマイ)』だ。横浜名物のシュウマイの形をイメージして、三崎のマグロを小松菜で包んでいる。その上に、しらすや大根おろし、みかんを乗せた。いずれの食材も神奈川県産のものだ。鈴木さんは「小松菜とシュウマイは合うと思っていた」と自信を見せていた。

桐蔭学園高校が考案した「神奈川の幸(さち)凝縮焼売(シュウマイ)」

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