東京大学は毎年約3千人の新入生を迎えるだけあり、サークルや部活も多くあります。部活・サークル事情を多和田萌花さん(文科三類2年)に教えてもらいました。

スポーツは「運動会」と「サークル」の2種類

東大生は勉強だけでなく課外活動にも精を出し、おのおのの趣味や特技を生かしながら人脈を広げる人が多いです。

運動系の課外活動には、「運動会」と「サークル」があります。 競技にもよりますが、運動会は高校でいう運動部のように、比較的厳しく忙しいと言われており、サークルなどと掛け持ちする人は少ないです。ただし、運動会の活動とやりくりの上で勉強やバイトをするなど、充実した大学生活を送っている人も多いので大丈夫です!  運動系サークルは、ほとんどの競技が2つ以上のサークルがあります。東大内で有名なのは「スポーツ愛好会(通称スポ愛)」です。スポ愛はテニスやバレーなどさまざまなパートに分かれており、その全てが東大男子・東大女子だけで構成されているのが特徴的です。そのほか、他大生も所属する運動系サークルも多数あります。

メディアで話題の文化系サークルも

また、メディアなどで報道されることも多々あるように、文化系サークルも芸術系などからユニークなものまで多種多様です。有名なものは、みかん愛好会やうどんサークルなどでしょうか。私の友人も温泉サークルに入り、普段の大学生活ではなかなか出会えないような温泉仲間を作っているようです。(笑)

国際系学生団体でリアルな学びも

東大には、国際系の学生団体も多数あります。大規模なものから数人単位のものまで、また特定の社会課題や地域に注力したものから幅広いものなど、各団体にそれぞれ個性があります。春の新歓期には「国際系合同新歓」という、そのような国際系学生団体・サークルが一挙に集まる機会があり、比較検討の上で所属する団体を選ぶことができます。

国際系学生団体には複数の大学に支部をもつ「インカレ」が多く、私は「アイセック・ジャパン」という海外インターシップ事業を企画・運営している団体の東京大学委員会支部で日々活動しています。

インターンシップ先のクロアチアで。ザグレブのアッパータウン(絶景です!)をバックに撮った
インターンシップをしている仲間と出かけた

私自身も現在、座学で興味を持った難民問題について草の根の支援の様子を知ることを目的に、クロアチアの赤十字にて難民支援のインターンシップを行っているところです。授業ではカバーしきれないリアルな学びを、こうした課外活動で得ることができます。