DIVE!!(1) 前宙返り3回半抱え型
 森絵都著(講談社、1026円)

◆ダイビングに懸ける青春

少年・知季がレイジ、陵、要一と共に、高さ10メートルの台からダイビングし演技を競う「飛び込み競技」に日々打ち込む物語。ダイビングクラブの経営危機をきっかけに、五輪出場を目指すことになった少年たちの熱い青春が描かれている。仲間と共に努力していくこと、友情の大切さを知ることができる。 (P.N KIMIKA・3年)

 

サッカーボーイズ 再会のグラウンド
 はらだみずき著(角川文庫、605円)

◆競技知らなくても楽しめる

小学4、5年生とサッカーチームのキャプテンを務めてきた主人公の武井遼介。6年生になり、キャプテンもレギュラーポジションも失ってしまう。何となくぎこちない状態の中、新監督が木暮に変わってから、チームは明るい方向へ! 何となく読み始めたが、サッカーを知らなくてもすごく楽しめる一冊だ。 (P.N ルーク・1年)

 

ハイキュー‼ ショーセツバン‼1 烏野強化合宿
 星希代子著、古舘春一原作(JUMP j BOOKS、702円)

◆読むと前向きになる

あの「小さな巨人」のようになりたい。そう願い、宮城県立烏野高校に入学した日向翔陽。男子バレーボール部に入部した彼は、人生初めての合宿に心を躍らせていた。クスッと笑えたり、3年生の菅原の苦悩が描かれていたりするなど、9つの裏話が収録されている。男子高校生の日常が垣間見える、読むと前向きになれる本だ。 (P.N マコト・1年)

 

サマー・ランサー
 天沢夏月著(メディアワークス文庫、594円)

◆素直な気持ちの大切さ

中学、高校の時は反抗期で素直になれないことが多い。自分の気持ちに素直になれず、気持ちと真逆なことを言ってしまう。この本は剣道ではなく、現実には存在しない「槍道」が描かれている。私は、素直に自分の気持ちに向き合うきっかけになるのだとしたら、槍道をやってみたい。この本を読んで、「これしかない」と決めつけることより「やってみたい」という気持ちに素直になることの大切さを感じた。 (P.N 海津・1年)

 

花物語
 西尾維新著(講談社BOX、1404円)

◆バスケ少女が主人公

主人公の神原駿河は「自分が望まない形で願いをかなえてくれる猿の手」を持っている。幼いころはリレーで1位になりたいと願い、神原より速い人がけがを負ってしまった……。高校生になりバスケットボールに打ち込む彼女は、あるうわさの調査に乗り出す。「目の前で見えていることは本当か」を考えさせる本だ。 (P.N 飛鳥・1年)

 

※価格はすべて税込み